4-4 三首詠歌の御文 ー歌に昇華するこころー | 新・坊主日記

新・坊主日記

2007年2月22日からブラジルの、サンパウロ別院でお仕事をする事になりました。
日本とは場所も言葉も文化も違うところですが、人間が喜怒哀楽の中で生きているのは同じです。
沢山の人たちに出会って共に学び合いたい!
坊主日記、2014年からはマリリア編に突入!

4-4 Carta sobre um hino de três versos. Bom dia Rito matinal do Templo em Marília ブラジル🇧🇷お寺から朝のお参り

おはようございます。

ここ何日か持病のアレルギーが酷くって困っていましたがようやく解放に向かいました。

もう子供の頃からアトピーなのですが、アレルゲンはホコリ、ダニ、ネコ、犬と決まっているのですが。
掃除してても酷くなる時にはなるんですよねー 困ったものですがしょうがないです。顔が赤くなって
痒くって、元々ない集中力がさらに低下します。よるもねれなくなるんですよね (笑)

50年付き合ってきていますがいまだに慣れませんね。 仏教の教えに一切皆苦というこの世のすべては苦しみである

という言葉がありますが、その代表が生・老・病・死の四苦です。病の苦しみというのはホント厄介なものですね。

しかし仏教ではこの苦しみが本当の命に目覚める動機として大切にしています。苦しみも命の一模様なのですね。

 

さて、今日は阿弥陀経のお勤めです。

伽陀

 

阿弥陀経 8ページ

短念仏

和讃 十方微塵世界の 添 万行の  50ページ

回向 願以此功徳

です。 御文はページの下に原文を掲載して、リンクを辿れば言葉の意味もわかるようになっております。

最後に私の感話を書いています。 感想や質問、なんでも書き込みしてくださいね。

 

 

4-4 三首詠歌の御文

 それ、秋も去り春も去りて、年月を送ること、昨日も過ぎ今日も過ぐ。いつのまにかは年老のつもるらんともおぼえずしらざりき。しかるにそのうちには、さりとも、あるいは花鳥風月のあそびにもまじはりつらん。また歓楽苦痛の悲喜にもあひはんべりつらんなれども、いまにそれともおもひいだすこととてはひとつもなし。ただいたづらに明かし、いたづらに暮して、老の白髪となりはてぬる身のありさまこそかなしけれ。されども今日までは無常のはげしき風にもさそはれずして、わが身ありがほの体をつらつら案ずるに、ただ夢のごとし、幻のごとし。いまにおいては、生死出離の一道ならでは、ねがふべきかたとてはひとつもなく、またふたつもなし。

これによりて、ここに未来悪世のわれらごときの衆生をたやすくたすけたまふ阿弥陀如来の本願のましますときけば、まことにたのもしく、ありがたくもおもひはんべるなり。この本願をただ一念無疑に至心帰命したてまつれば、わづらひもなくそのとき臨終せば往生治定すべし。もしそのいのち延びなば、一期のあひだは仏恩報謝のために念仏して畢命を期とすべし。これすなはち平生業成のこころなるべしと、たしかに聴聞せしむるあひだ、その決定の信心のとほり、いまに耳の底に退転せしむることなし。ありがたしといふもなほおろかなるものなり。されば弥陀如来他力本願のたふとさありがたさのあまり、かくのごとく口にうかむにまかせてこのこころを詠歌にいはく、

 ひとたびもほとけをたのむこころこそ まことののりにかなふみちなれ
 つみふかく如来をたのむ身になれば のりのちからに西へこそゆけ
 法をきくみちにこころのさだまれば 南無阿弥陀仏ととなへこそすれと。

 わが身ながらも本願の一法の殊勝なるあまり、かく申しはんべりぬ。この三首の歌のこころは、はじめは、一念帰命の信心決定のすがたをよみはんべり。のちの歌は、入正定聚の益必至滅度のこころをよみはんべりぬ。つぎのこころは、慶喜金剛の信心のうへには、知恩報徳のこころをよみはんべりしなり。

されば他力の信心発得せしむるうへなれば、せめてはかやうにくちずさみても、仏恩報尽のつとめにもやなりぬべきともおもひ、またきくひとも、宿縁あらば、などやおなじこころにならざらんとおもひはんべりしなり。しかるに予すでに七旬のよはひにおよび、ことに愚闇無才の身として、片腹いたくもかくのごとくしらぬえせ法門を申すこと、かつは斟酌をもかへりみず、ただ本願のひとすぢのたふとさばかりのあまり、卑劣のこのことの葉を筆にまかせて書きしるしをはりぬ。のちにみん人そしりをなさざれ。これまことに讃仏乗の縁転法輪の因ともなりはんべりぬべし。あひかまへて偏執をなすことゆめゆめなかれ。あなかしこ、あなかしこ。

  [時に文明年中丁酉暮冬仲旬のころ炉辺において暫時にこれを書き記すものなりと云々。]

  右この書は、当所はりの木原辺より九間在家仏照寺所用ありて出行のとき、路次にてこの書をひろひて当坊へもちきたれり。

  [文明九年十二月二日]

 

感想

 

現在私は52歳今年で53歳になります。蓮如上人はこのお手紙を書いた時の年齢は63歳だったのですね。

当時の63歳は今よりも持っと年寄りの感じが大きいのではないでしょうか。まるで遺言のような雰囲気が全体をおおっているようです。しかし、その内容は喜びに満ちていて3首の歌を詠んでおいでになります。そしてその解説まで丁寧にされています。

歳をとっているのですが、歳をとっていても感性は若いですね! 日々他力本願念仏の不可思議功徳に照らされている姿が偲ばれます。今回いつも参考にさしてもらっている本に文中の3首の歌は親鸞聖人の正信偈の言葉に対応しているということが書いてあってびっくりしました。 ただ自分の経験を歌にしたように思っていたのですが、念仏の教えに照らされた表白だったのですね。

ちなみに親鸞聖人の正信偈の言葉とは

憶 念 弥 陀 仏 本 願  自 然 即 時 入 必 定
唯 能 常 称 如 来 号  応 報 大 悲 弘 誓 恩

【読み方】
弥陀みだぶつ
本願ほんがん憶念おくねんすれば、ねんそくとき必定ひつじょうる。ただよく、常に如来のみなしょうして、だい悲弘ひぐぜいの恩をほうずべし、といえり。

 

となります。

 

それではまた明日! 一緒にお参りいたしましょう!

 

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