お葬式があった時、亡くなった方の法名を付ける。
ある日私が書かなければならない日がやってきた。
う~ん ポルトガル語の難関の前に、何度も日本語の問題が立ちはだかる!実は字も下手なのです。
以前のお寺、本光寺では全部住職が書いていたし、こちらでもisoさんというポルトゲスも日本語もそして習字もとっても上手な事務の方がおいでになるので安心していたのですが。
とうとうこの日がやってきました。
法名を書くだけでなく、法名を付けるのも自分の役目です。
「いずれ、(別院を出て他のお寺に派遣されたら)自分で書かないといけないのだから」
と催促されて生まれて初めて自分で法名を考え、自分で書きました。
ある友人のエピソードを思い出しながら・・・・・
その友人が初めて葬儀で法名を書いたときの事です。
その法名を見た親戚のある方が
「こんな汚い字の法名は書き直してきて下さい」
と上の言葉より数倍キツい言葉でいわれたそうなのです。
彼はそれ以来プリンターの筆文字でまず印字して、カーボン用紙で転写しているそうです!
・・・ 私も当日そんなことを言われたらどうしよー と 恐怖を覚えながら書きました。 記念すべき初めて付けた法名は「釋 三学」
葬儀当日を迎え恐る恐る法名を見せながら、説明をします。
「こちらは法名です。これは「しゃく さんがく」と読みます。ここには俗名(ぞくみょう)、生前のお名前で、ここに亡くなった日付と年齢がかいてあります」
「この棺書(かんしょ)はこのまま棺の胸元にいれておくものです。」
「法名板は、ずっと持っていて下さい。法事・年忌の時には持ってきて下さい」
※(こちらでは、白木の位牌形式のみなのです。本来真宗は位牌は用いず和紙に書いた法名を最終的にずっと持ち続け、時には軸に表装するのですが、こちらではその習慣は定着していないそうです。)
遺族の方は頷いて聞いています。他の方も文字にクレームをつける人は無く、ほっとしました。
↓この法名の字はisoさんのものです。
私の字はとても見せられません(^^;)
以前カズさんから「字にうまい下手は無いから、そんな事にとらわれずに自由に書くといい」
とアドバイスを頂いた事を思い出しました。
法名のクレームも無く
「ああよかった。やはりこちらは漢字を知らない世代が増えているし、あまりうるさくいう人はいないのかも」
と少し安心しました。
葬儀が終わり、納棺まで時間があったので喪主とお話をしていたら、
「亡くなった旦那は器用でなんでも上手な人でした、書道も巧くてカラオケ大会の賞状を書く仕事を良く任せられていましてね。」
という驚愕のエピソードが!
という事は、下手な字でも許してくれていたのですね・・・・
後日談ですが、その後の初七日の法事の時、兄弟もそれぞれ法名が欲しいので2個追加して欲しいと言われ、突然だったのでその方の家でさらに二つ追加しました。
なまんだぶ・・・
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