ようかん ばあちゃんに遇う  パラナ州へ アラポンガスとアカプラナ南米本願寺へ | 新・坊主日記

新・坊主日記

2007年2月22日からブラジルの、サンパウロ別院でお仕事をする事になりました。
日本とは場所も言葉も文化も違うところですが、人間が喜怒哀楽の中で生きているのは同じです。
沢山の人たちに出会って共に学び合いたい!
坊主日記、2014年からはマリリア編に突入!

2007年17日の午前10時30分
サンパウロを出発!
パラナ州のアラポンガスへ出発
約500キロの道のりを8時間かかって走り抜けました。

色々なところへ法要に行けるのはとっても楽しい。

17日の金曜日にお寺を出発。前の晩に到着して18日法要をして、晩にサンパウロ別院へ出発。19日の朝7時半に着くなり、午前9時から始まる幼稚園の運動会で会式のご挨拶。
その後法事を三件という
水曜どうでしょう 」並の強行軍!

でも広いブラジルでは、この位の移動は隣町へ行くようなもの?なのかもしれません。




ブラジルは車社会。
長距離の旅での電車移動は、ほぼありません。
バス会社との競争で電車は負けたそうです。



是非ブラジルに新幹線を!




これはバスのチケットです。
州をまたぐ旅は国境をまたぐのと同じ意味合いがあるようです。
日本では県境を越えるのに色々な証明書を求められるようなものです。
昔にっぽんも関所を通るのに手形が必要でしたが、同じような?
自分証明ナンバー等を書込みます。



バス停です。





大変とは言っても、ブラジルのバスは椅子が大きくて背もたれもしっかり倒れるので、
ゆったりと眠る事が出来ます。





夕日がきれいでした。




パラナ州アラポンガスに到着!
早速、アラポンガス文協会館に到着、夕食を頂きました。

後ほどの写真で分かりますが、と~ても広い会場です。

明日、この会館で
「パラナ東本願寺信徒会連合会
第三回追悼法要及び演芸会」

が開かれるのです。




「羊羹ばあちゃん」せっちゃん こと
栗原節子(くりはら せつこ)さん
のお宅に泊めて頂きました。

栗原さんは今回の大会の実行委員長でもあります。

手にしているのは本山の瓦献志の貯金箱です。
毎晩のように来るお孫さんは必ずお内仏に
手を合わせ、お線香を備えてこの貯金箱に
小銭を入れてくれるそうです。

「この貯金箱がいっぱいになったら、おばあちゃんまた本山に行くから」
との言葉に応えてくれている。

と笑顔でお話をして下さいました。


今年は日本移民99周年です。
1908年に移民が始まり、移民の多くは真宗門徒で名号やお内仏(仏壇)を持ってきたそうです。

そのエピソードから、日本から遠く離れても、故郷は浄土にありという精神的なよりどころとしてお念仏の教えを大切に生きていかれた念仏者の気概を感じます。

お内仏を大切にして、しかもお婆ちゃんだけがお参りをしているのではなく、娘さんやお孫さんが一緒にお参りしているとのお話を聞いて大変感動しました。

サンパウロでは時々お内仏がいらなくなったから処分して欲しいと持ってくる方がおいでになります。

別院でお内仏が焼かれているのを見る度に、初めてブラジルに来て受け継がれてきた心までが失われているようで寂しい思いをしていたのですが、羊羹ばあちゃんに出会い、そして大切にされているお内仏を見て嬉しく思ったのでした。





そうそう、なぜ栗原節子さんが「羊羹ばあちゃん」と呼ばれているかというと、
今回のように仏事のイベントがある時には必ずバザーが付き物なのですが、そこにお手製の羊羹を出品するのです。

そして、その売り上げのお金を聞法会に出かける時のバス賃にしているのです。
「バス賃は無料だから」と仏教にあまり興味の無い若い世代の奥さんを誘って。

少しでも念仏の教えに触れて欲しいとの願いがこの羊羹には込められているのです。

とっても美味しかったですよ!




一番奥にあるのがお内仏です。とってもきれいにしてありました。





栗原節子さんのお店。生地屋さんです。
従業員も15名いるそうです!

アラポンガスでは知らない人はいないお店。
ここまで大きくなったのには大変な苦労があったそうです。



せっちゃん、いろいろありがとうございました!
元気を頂きました!

※今まで行った場所はグーグルマップのマイマップに印をつけています。              


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