「何故なに?、ブラジルの葬儀の特徴」 | 新・坊主日記

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2007年2月22日からブラジルの、サンパウロ別院でお仕事をする事になりました。
日本とは場所も言葉も文化も違うところですが、人間が喜怒哀楽の中で生きているのは同じです。
沢山の人たちに出会って共に学び合いたい!
坊主日記、2014年からはマリリア編に突入!

まだ来たばかりで、全て分かっているわけではありませんが。

驚いた特徴の一つは、サンパウロには葬儀社が無いという事です!



これにはびっくりしました。
司会進行、儀式執行は全部坊主が一人でします。得意げ

小松での葬儀では沢山のお坊さんが来るのにビックリしたものですが、
こちらは一人・・・・ さみしーです。ギャップあり過ぎです。

しかも控え室がありません。畳も無いし着替えるのも大変です。
七條は着ません。五條です。



私が着任してから2度お葬儀がありました。
一度は日本でいうところの墓地の敷地に隣接している、公共施設の斎場
で行われました。


墓地はまるで家のようなお墓が大きな敷地に沢山建っていました。
日本のお墓とは違います。まるで住宅地です!

土葬だからでしょうか?
墓も高い塀と門で守られています。
何故?

それは
棺と一緒に故人の装飾品を入れるのですが、それを狙う人がいるらしい
のです。
また、お墓参りの人を襲う人もいるので警備が厳しいそうです。
う~ん、なんだかな~ ってな感じですね。


でも最近ではプレートを地面に埋め込むタイプのお墓が
増えているそう です。
なぜだか、はっきりとした理由は分かりません。

広いブラジルでも資金と土地の問題は日本と同じなのかもしれませんね。



葬儀は日本の葬儀式と同じ進行です。


亡くなってから24時間以内に葬儀をしなければならないという
決まり があります。これにもビックリですね。
理由は分かりません。

にも関わらず遠いところからもファミリーが飛んできます。
そこに結束 の強さを感じました。
とにかく亡くなったらすみやかに葬儀です。

そういった事情もあり、枕勤めやお通夜は、少ないそうです。
(ある場 合もあり)

お焼香ありですが、名前を呼ぶ習慣が無いので40分程で終ります。
逆に言えば、焼香台が一つ分しか用意出来ないので40分もかかります。


斎場には十字架にかけられたキリストの像があります。
その横に三つ折り本尊を置いてお勤めをするのは変な気持ちでしたが、
たぶんすぐ慣れるでしょう。


また大きな特徴ですが、墓の隣の斎場で葬儀をするにもかかわらず、
そ の隣の墓地でない人もそこで葬儀を行い
自分の所有する墓地へ向かいます。これがけっこう遠かったりする。
車 で移動するのですが全台はザードランプを点灯させて
移動します。そうすると交通量が多く早い者勝ちのサンパウロの道路で も、

葬儀で移動中の集団だとわかり、道をゆずってくれます。
100%ではありませんが(笑)

では何故?なぜ近くの斎場を使わないのでしょうか?

それは
斎場によって部屋の借り賃が違うからです。
そのため、わざわざ遠い場所の斎場で葬儀をするとの事です。



さて、もう一件の葬儀は病院でした。サンパウロが経営する大きな病院
の横にある、病院が作っている斎場です。

近代的なコンクリの建物ですが、教会がモチーフになっているのがわか
ります。

病院のすぐ横に葬儀をする場所がある。

これも特徴的な事だと思います。しかも病院の施設としてです。


内装は同じような感じでした。
全ての人が座る椅子はありません。ほとんどの人が立ってお
参りするこ とになります。
そして全員が部屋に入れないのも共通してます。10帖くらいか な~?

廊下にはみ出てしまいます。



火葬場にも行く機会がありました。火葬する人が少ないので
少ししかあ りません。
が、私が行った時は順番待ちでごった返していました。

施設に入るとコロシアムのような場所に入ります。
コロシアムの中央に地 下から運び込んだ棺がエレベーターによって浮き出て来ます。
嘆仏偈をあげてお別れの焼香をして、
中央の棺が飲み込まれるように地 下に下がってゆきます。


以上、長くなりましたがたった二回の経験ですが、見聞きした事で印象
に残った葬儀の状況です。


写真があれば分かりやすいのですが、さすがに撮る事が出来ませんでし
た。


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