まるでお人形さんのような5歳くらいの女の子が私の前を走っていく。金髪の髪。お!外人さんやね、と思う暇もなくその後から3歳くらいの妹が走ってくる。今度は顔立ちがハッキリ確認できた。欧米の子供だと。二人は公園奥の自動販売機に蝶が目当ての花びらにとまるようにはたと足を止めて、どれにしようか吟味している。後から母親がゆっくりと歩いて追いついてきた。
細身で上下をクロのパンツとTシャツが決まっている。歩き方のスタイルがキマっている女性。
二人の女性のどちらかが母親なんだろう。
あれ!日本人だ?
とするとハーフかな
子供は日本人の血が薄い感じがしたけどな~
と思っていると、後ろから大きな旦那さん?が歩いてきた。男性は体格のいい完全にアメリカ人。女性に追いついて親しげに話している感じが夫婦ぽい。
かくしてアイスとの格闘は中断した。
いつのまにか手に残っているのは木の棒だけだ。子供のころはその気の棒に染み付いたアイスの甘さをがじがじとかじり、その後その棒を公園を囲う壁面にがりがりとこすり付けて加工しナイフ型手裏剣に見立て、友達と遊んだりしたものだ。
アイス一本でこんなに楽しめたのだ。
今の子供にとってジュース一本アイス一本の価値はいかほどのものなのだろうか?
少なくともさっきの子供がジュースの自動販売機に駆けつける様からは違いは感じられなかった。
子供はいつの時代も甘いものが主食。
■そんなことを思いつつ
アイスも堪能したし、図書館へ向かい最初の自動ドアを通り抜けるとさっきの子供が中から駆けすぎていった。まるでアリスのように。
そしてお母さん?が後から続き、そして私に話しかけて来た。
「つかぬ事をお聞きしますが」
顔を正面から見ると、アウトドアで鍛えられている精悍な顔立ちのお母さん。
しっかり相手の目を見て話す。
虚をつかれ
「はい」
と反射的に答える。
「つかぬ事をお聞きしますが、
アイスクリームはどこに売っていますか?」
と尋ねられた。
「んっ!?」
それで察しがついた。
子供たちは自動販売機のジュースではなく私の食べていたアイスの方が魅力的だったようだ。
彼女たちの視線が、知らぬ間に幼少の思いでを誘い出してたのかもしれない。
まさに彼女達は「不思議の国のアリス」
それにしても「つかぬ事をお聞きしますが」
と道ばたで話かけられたのは生まれて初めてかも。
その時の状況ではピッタリの話しかけ方だった。
大辞林 第二版 (三省堂)
つかぬこと 【付かぬ事】<
(連語)
今までの話とは関係のないこと。だしぬけのこと。
「―をうかがいますが」
まさにピッタリ。
後日、小松のD君から電話が
「つかぬ事をお伺いしますが」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
つかぬ事、パート2
で、その内容は
「ウィンドウズを買いたいと思ってるのですが、AirMacの設定はどうすればいいのですか?」
う~ん 微妙。
彼はいつもパソコン(MAC)関連の質問をしてくるので、「つかぬ事」でもないような。
おわり
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