不動産広告・不動産取引は! 良いことも、悪いことも・・・ | イシサカ地所のブログ

イシサカ地所のブログ

富山県富山市にある不動産業者「イシサカ地所」のブログです♪ 不動産取引、賃貸、売買を中心にした、マル特交渉術や不動産の基礎知識、私の失敗談等をおもしろおかしく皆様にご披露していきたいと思います。題して「悪徳不動産と呼ばないで!」

皆様!大変ご無沙汰しております。
 

いつものことながら、ブログを書き始めると・・・なぜか忙しくなり、あっちゅーまに数カ月が経過してしまいます。

 

任意後見制度に関しては、その後、全く・・・前に進んでいません。

 

ごめんなさい・・・。

 

今回は、任意後見制度ではなく、リースバック契約に関して「警笛」を鳴らしたいと思います。

 

リースバック契約は、お住まいの自宅(不動産)を、売却し収入を得るための「不動産の売買、すなわち法律行為」です。

 

弊社も、リースバックに関しては要望があればご相談に応じますが、緊急な資金を得られる必要がある場合が多く

 

こと、富山市において相談される場合、原則は、買取や仲介物件として市場に売りに出すケースが多いです。

 

都会は違うようですね。

 

「リースバック契約を締結し、住み続け、いずれ高齢者施設等へ転居しよう!」と考え、リースバック契約を締結される

 

方々が多く、買い戻し特約があっても、資金難が解消せず、結局、住む家もとられ転居せざるを得ない!状況に

 

陥ってしまうケースが多いように見受けられます。

 

 

富山においては、リースバックを依頼し、契約を締結し、トラブルになった等の事例に関しては耳にはいっておりません。

 

しかしながら、土地価格が高い首都圏等では状況は違うようですね。

 

リースバックの最大の利点は・・・

 

     ①売却した一時金が入る

 

     ②賃貸借契約を締結し、売約後もこれまで住まいしていた、自分のお家である賃貸物件に住み続けることができる!

 

     ③引っ越しが不要である。地域コミュニケーションの拠点に変更がない・・・

 

等があげられますが、賃貸ですので「賃料」が発生するわけです。

 

まは、買い戻し特約があり、いづれ資金に手をつけなければ「買い戻すことができるだろう・・・」と判断してしまう。

 

ここに、大きな落とし穴があるかもしれません。

 

リースバック契約を締結した時点では、資金や体力、精神的にも問題がないかもしれませんが、万一、体調が悪くなったり、

 

仕事を失う等・・・・これまでの収入以上に、資金が出て行ってしまう場合や、収入が減ってしまった場合、リースバック契約

 

で得た、資金を取り崩したりした場合は、買い戻しはもちろん、当該物件の家賃の支払が滞る場合も、十分に考慮し生活設計を

 

考えなければ後に、買い戻せない・・・

 

   理由は、買い戻し金額に関しても約定がなく、買い戻し価格が高額回答される場合があること

 

       リースバック契約を締結した業者等から転売されている場合

 

       そもそもの、買い戻し特約に不備があり、訴訟にまで発展するケース。

 

様々な、落とし穴があるかもしれません。

 

他のコラムやブログにも注意喚起の記載があります。

 

まずは、ご高齢者の場合は、遠方の親族に必ず相談する!

 

    ご家族が遠方な場合、お子さん等に共有持ち分をほんの少しでも事前に贈与しておく(高齢者の単独契約を防ぐ)

 

    もよりの金融機関に、リバースモーゲージとの比較をしてもらう。

    

等など・・・私もそうなのですが、なかなか親の悩みを真剣に子供が話を聞くパターンは少ないと思いますが・・・、

 

生まれ育った「故郷」がなくなってしまう前に、ご家族の皆様が、お父さん、お母さんを是非とも・・・・・

 

支えてあげてください。