「ある日の入管」2 | 石元太一のブログ

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「ある日の入管」(扶桑社)には

 

屈辱的な扱いを受ける女性収容者達についても

 

書かれてあった。

 

 

ートイレはろうかを通る職員や非収容者に

見られてしまう

 

 

わざわざ立ち止まりのぞきこんでくる

職員もいるー

 

ーまた、天井にカメラがついているという

証言もある

トイレの時もきがえも全部、見られてしまう

 

カメラの先には男性もいるかもしれない

泣いて嫌がっても聞きいれてはもらえないー

 

ー他にも、女性はムダ毛を剃る時に、

職員の前でやらなければいけない

 

すべては自殺防止のためらしいが職員も

疑問に思わないのかな?ー

 

 

確かにこれらの行為は人権無視の

 

屈辱的な扱いだ。

 

織田朝日さんの指摘通り、監視カメラの前には

 

男性職員だっているかもしれない。

 

もう少し常識的な配慮、対応は

 

出来ないものなのかと思ってしまう。

 

本書の108ページと109ページに

 

書かれてあったことは、刑務所にも

 

そのまま当てはまる。

 

 

ー1F面会受付

わりとあいそがいい人が多い

 

たまに嫌な奴もいるがー

 

ーいつもあいその良かった職員が、

私の面会に同行してくれる友人に

 

まさか取材じゃないですよね?ー

 

ー彼女は収容されているAの友だちだから

来てるんだよ!

 

と、答えると職員はもう何も言わなくなったー

 

ー取材だと何かこまることでもあるの?

とききたかったけど、

彼女が面会できなくなるといやなのでやめた

 

でもやっぱり入管ってこういう所なんだー

 

ーちがうブロックの人同士とは、いっしょに

面会することはできません

 

え?牛久はそうだけど、

東京はいつからそうなったの?

久々に来たからな〜ー

 

ー昔からのきまりです!ー

 

ー……私…

 

11年、入管にかよってるんですがー

 

ー私たちは去年の10月に異動で

東京入管来たばかりでわかりません

 

つまり適当に答えたとー

 

 

こういったところはメディアに対する警戒心と

 

アレルギーが本当に強い。

 

それだけ後ろめたいこと、やましいことがある

 

ということなのだろう。

 

この箇所も「よくあることだな」と

 

納得出来た。

 

 

ー入管は時より身分証を見せろと言ってくる

 

申し入れ?

 

身分証出してコピーもとりますよー

 

ーあくる日…

 

話あるの?身分証だして

 

身分証

 

収容されている人のご家族だろうかー

 

ー身分証は出しません!

 

でも話をする権利はあるんでしょー

 

ー通され話ができた

 

出さなくてもいいんじゃん

 

どうぞー

 

 

これは警察の常套手段だよね。

 

”任意”であるのに、詳しい説明もせずに

 

”強制”であるかのように偽る。振る舞う。

 

また、ここ横浜刑務所でも過去に

 

似たようなことがあった。

 

刑務所では面会に来た人を面会させずに

 

追い返した場合、被収容者本人に誰がいつ

 

面会に来て、どういった理由で面会を

 

させなかったのか告知する義務がある。

 

しかし、面会希望者が納得して帰った(面会の

 

要望を自ら取り下げた)という勝手な解釈で、

 

その告知を一切行なっていなかった。

 

(俺でもその告知を受けたのは過去一度だけ。

 

大洋図書の宮市徹さんのみが、「重要な仕事の

 

打ち合わせで面会する必要があるのに納得が

 

出来ない」と抗議をしてくれたようで告知が

 

あった。宮市さんとはその後面会が許可に)

 

相手が法律に詳しくない、大人しい人間だと

 

判断したら、こういったところはそのように

 

適当な対応をする。

 

 

                                                    続く

 

 

 

 

 

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