人権軽視で未だにこんなことが… | 石元太一のブログ

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 5月31日、同じ工場に配役をされていて

 

接する機会も多かったAという受刑者が、

 

突然調査になって工場からいなくなって

 

しまった。

 

 皆で「一体何があったのだろう?」と

 

話をしていたら、そのAの向かいの房で

 

生活をしていた他の受刑者が

 

その時の様子を全て見ていたらしく、

 

「何だか職員の指示で(Aは)素っ裸に

 

されて、正座までさせられていましたよ」

 

「『食器口に両手を出して動くな』とも

 

言われていました」「(後日)参考人として

 

呼ばれた時、職員から『(Aは)何か金属片を

 

持っていなかったか?』なんて聞かれたので、

 

疑っていたものは出てこなかったんじゃ

 

ないですか?Aさんが連行された後、

 

部屋の中を畳まで引っ繰り返して調べていた

 

くらいですし」と教えてくれた。

 

またその際、「裸にされるなんて有り得ない

 

と思ったので、参考人として呼ばれた時に

 

『Aさんは裸にされて正座までさせられて

 

いましたよ』と(調べの刑務官に)伝えて、

 

調書にもそのことを書き入れてもらいました。

 

Aさんがあまりにかわいそうだったので」

 

と言っていて、「これは普通だったら

 

大きな問題になることだと思うのですが、

 

石元さんはどう思いますか?」と

 

相談もされたので、「同じ刑務官でも

 

『今回の件はさすがに問題になるのでは』と

 

思っている人もいるでしょうね。

 

それほどの問題だと自分は思います」と

 

答えておいた。

 

本当に度を越えていると思ったから。

 

それにしても未だにこんなことを受刑者に

 

させてしまう刑務官がいるのだな…驚いた…。

 

刑務官が7〜8人で受刑者を取り囲んで

 

裸にさせ正座をさせるなんて、人権軽視も

 

甚だしい。(俺が逆の立場だったら絶対に

 

そのような指示には従わない。

 

例え「指示無視」でその場は調査になっても、

 

後で争う余地はいくらでもあるからだ)

 

刑務所内で起きた過去の問題と比較しても、

 

今回の件は大きな問題として取り上げられる

 

べきだろう。

 

(参考人として呼ばれた受刑者が、Aが服を

 

脱がされて正座させられていたことを

 

調べの刑務官に伝え、

 

調書にまで書き込んでもらっているので、

 

刑務所側ももうこの件に関しては

 

認知しているはずなので)

 

またそうなることを期待したい。

 

 ところでそのAという受刑者は、

 

交通関係で今回長期間服役をしているのだが、

 

とても素直な子で、俺が東野圭吾さんの

 

「秘密」を読むように勧めると、読後、

 

「読んでいていろいろと考えさせられました。

 

(社会に)出たら遺族に対する被害弁済を

 

出来る範囲でやってきたいと思います」という

 

言葉を口にしてくれるほどだった。

 

 そんなまだ真っ直ぐなところがある彼が、

 

今回の件で腐ったりしなければいのだが…。

 

本当に…。

 

 

『人間の「善」が、つねに「悪」より

 

先んじてほしいものです』

         手塚治虫

 

 

 

 

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