とある電器屋仲間のＬＩＮＥグループで、コール対応について、議論が白熱することがあります（登場人物は、すべて現役の電器屋さんです）。
Ｋさん「初めての方から、『〇〇〇（家電）が故障…調べていただきたいのですが』…と、こういう場合、皆さん（電器屋仲間）は、調査費はいただいてますか？」
Ｊさん「いただくケースはあります。」
たとえば、テレビが映らな場合、漏電、エアコンの水漏れ、それぞれ、原因はさまざまです。
Ｋさん「これらのケースの場合、原因を調べ、見つけることが、ミッションの８割ですから。」
まったく、おっしゃる通りで、調査費をいただけるかどうかというより、調査がそもそもほとんどミッションそのものなわけで。
そこは、あらかじめ故障箇所が相当程度推定されている家電の故障とは大違いです。
たとえば、テレビが映らないといっても、テレビが故障のケース、アンテナに不備がある場合など、さまざまです。
アンテナもさらに原因は多岐ケーススタディがあり、アンテナそのものの場合、ブースターの場合やブースターに電源を供給する電源装置の場合など、無数に可能性が考えられます。
漏電は、明らかに漏電している場合ならまだしも、「時々」漏電であったり、エアコンの水漏れは、エアコンの故障、工事の不備など、これも無数のケースが。
Ｋさん「そのお客様に、『調査費をお願いする場合があります』とお話をしたら、『えぇ？！見積有料なの？』と驚かれ、じゃあ、ちょっと見合わせますと。」
これを探偵に依頼した不倫調査に置き換えれば、さんざん尾行し、聞き込みし、明らかに不倫である確証をゲットし、さあ、これから制裁なり、問題解決の段階で、『調査にお金がかかるの？』と言っているよううなものです。
少したとえが大袈裟でしたが、探偵の場合、役目はそこまでで、制裁なり問題解決なりは、また別の立場の人が担当することでしょう。
電器屋に戻し、テレビ映り、漏電、エアコン水漏れなど、段取り八部ならぬ、調査八部ともいえるこれらのミッションは、これらを阿吽の呼吸でクリアできることが、ザ・まちのでんきやで、後のことは任せてください！と、胸を叩き、お取引が円滑に完結することが上得意様との関係性でもあり。
初めてのお客様からのコールでは、上得意様とのやり取りのような、この『阿吽の呼吸』が通用せず、それまでの常識、見積無料、旧型品はディスカウントなどの条件面を初めから次々と突き付けられると、つい身構えてしまいます。
見積無料とは、ある程度、性善説の上に成り立っているか、あるいはよほど販売サイドがおおらかか、大きな組織であるか、また、よほど成約する自信があるのか（笑）。
冷静に考えてみて、無料、タダほど怪しいことはなく、そうかと思えば、世の中、あらゆることが無料が基本であることの上に成立しているともいえます。
このアメブロも、ブログ担当は足かけ１０年、ただの一円も運営サイドにお金を落とさず、好き勝手に利用させてもらっています（汗）。
調査にコストがかかるのが違和感があるというのは、こちらサイドが「非常識な人だなぁ」と思っているケースであっても、あちらサイドでも、「今どきなんだよ、敷居が高いなぁ」と、思っているかもしれません。
趣味や価値観が多様化し、常識は常識でなく、価値観の違う人にいかに丁寧に説明する説明力、言語力が問われているのかもしれません。
一ついえることは、家電量販店でさえ、インターネット通販の隆盛に怯える昨今、買うだけ買ったはいいが、後始末を頼めるサポーターが不在になればなるほど、まちのでんきやの存在意義は浮上してくるのかもしれません。
これだけブログで、まちのでんきやの存在意義は、モノの提供ではなく、コトの提供であり、ヒトの提供であると唱えていても、ブログ担当自身が、インターネット通販でどれだけ買い物を失敗したことか（笑）。
ブログ担当がまだマシなのは、『知らないのだから、失敗して当然』と反省できることであって（笑）、肝心なのは、気付きを促すに至らせる、『メッセージ』であって、その手段がアメブロというわけです（笑）。
ところで、あらためて、アメブロさん、１０年余り無料で利用させてもらって…スミマセン、なんらかの形で還元を…前向きに検討させていただきます（汗）（了）。
（まちのでんきやロゴ 登録商標）
（まちのでんきやポロシャツでアンテナ工事）
まちのでんきやユニフォーム、ノボリ、全国のまちのでんきやさんから注文がきています。
（まちのでんきやノボリ）
ノボリ、ユニフォーム、ご用命は石川商組まで（商組加盟のまちのでんきやさん）。
（まちのでんきやテーマソング スマイリーライト 河合良（かわごうりょう））