館山市議会議員「石井としひろ」のブログ

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千葉県で旭市だけがなぜ?東日本大震災の津波

「幹を強くする千の葉の会」という千葉県内の地方議員グループのなかで、視察旅行に行ってきました。いくつかの場所を見てきたのですが、特に旭市防災資料館が印象的でした。資料館としては、小規模ですぐに見終わってしまうものですが、その内容が興味深いのです。なお、資料館は津波避難ビルも兼ねています。






2011年3月11日の東日本大震災で旭市は津波により、十数名の死者を出し、多くの建物が倒壊するなど、大被害に見舞われました。まず、東北でもない千葉県でなぜ大津波が?しかも、旭市だけがなぜ?さらに、旭市でも飯岡町地区だけがなぜ?という疑問がありました。




つまるところは、海流と地形です。津波被害があって事後的に検証すれば、ある程度わかるわけですが、事前予測は難しい面もあります。旭市飯岡町は難しいケースでした。一般的に、津波被害を受けた地域でも、被害甚大なところと、それほどでもないところがでます。津波被害は広いエリアで均一ではなく、近くても場所によって全然違うのです。そして、被害が大きいか否かは、事前にはわかりません。

次に津波は、何回来るかわからないのです。旭市では3回来ました。(旭市では5回説もある)




14時46分に地震で大きな揺れ。
その後に津波警報。

①津波第一波 15時50分 
4.5メートルの津波で、堤防を少し乗り超えた地域あり。被害は出るも大きくはない。住民たちは、近くの小学校の屋上などへ避難。津波は海面が高くなるだけで、波音はしない。堤防を超える時に初めてドカンという音がする。

②津波第二波 16時20分
2.5メートル止まりの津波。堤防は超えず。これでもう終わっただろうと、住民たちは安堵感。避難場所から家に戻る者も多い。

③津波第三波 17時20分
7.6メートルで堤防を大きく超える大津波。もう夕方だし、地震から2時間半。第二波は大したことなかったのに、まさかの夕方の突然の大津波。しかし、津波警報は解除になっていなかった…  後から振り返ればミスだったわけだが、当時としては多くの人には想定外。そして、大被害…

津波は揺れから3時間以内に何回も来て、2時間半後が超巨大だったわけです。「津波は音がないので、体感では事前に気付けない。そして、津波は何回も来る。時間が経っても大きなものが来る。だから、津波警報が解除になるまで、家には戻らない」ことが避難意識として大切です。

あと、堤防はやはり必要です。1950年頃の旭市には堤防があまりなく、当時のままだったら、さらに被害が大きくなってしまったとのことでした。避難というソフト面の対策、堤防・避難ビルというハードの対策の両方とも取り組みが必要です。

旧南高は千葉県の所有で文化財なのに、老朽化で中に入れない矛盾。修繕の実施と国指定の文化財に

旧南高の草刈りボランティアに行ってきました。夏なのでかなり草が伸びていて、私も含め草の刈払機を持ってくるメンバーが多かったです。校舎を解放して展示会がある時のように、直前の掃除だと、きれいに整えるために、手持ちの草刈り鎌を持ってくる人の割合が増えます。

ところで、今年は年に1回の一般解放日がありません。旧南高は「千葉県の文化財」であり、歴史のある女子高だったので、校舎を解放しての展覧会は人気でした。

歴史を振り返ると、1930年に建てられ、少子化により2008年に共学の安房高と統合になり、閉校。それから16年が経過していますから、さすがに老朽化で、一般人は中に入れなくなってしまいました。だから、一般のボランティアは、校庭の草刈りしかできません。

しかしながら、千葉県立の校舎で文化財なのに、修繕ができずに、校舎内立ち入り禁止という状態も矛盾しているわけです。財政状況の厳しさは理解するものの、なんとかしてもらいたいところです。

また、このレベルの歴史的建造物だと、県の指定文化財というより、国レベルの文化財ではないかとも感じるところです。県には国の文化財指定を目指してもらいたいものです。

・建物修繕の要望
・国指定への要望

に関しての署名活動も始まっています。

6/23時点において都知事選で石丸氏2位、蓮舫氏3位を当てた。石丸氏が若者にウケる理由

 

 

 

6月20日(木)告示、7月7日(日)投開票の東京都知事選ですが、6月23日(日)の時点における1~4位の予想が当たりました。

 

1位が楽勝で小池氏

2位が離れて石丸氏

3位が蓮舫氏

4位は離れて田母神氏

5位以下は6/23日時点では読めませんでしたが、数日後に安野氏であることがわかりました。清水氏が10位まで落ちるとは思いませんし、6位が内海氏であることも読めませんでした。

 

 

別に確信を持って石丸氏2位を当てたわけではありませんが、政界関係者では2割くらいは、石丸氏の2位を私と同じ時点で予想していたと思います。石丸氏と蓮舫氏のどちらが2位になるかの予想は難しいですが、石丸氏が想定外の躍進をしたわけではないのです。

 

 

ところで、全ての選挙でそうですが、現職は圧倒的有利であり8割方当選します。ましてや、戦後において、現職が一度も負けたことのない東京都知事選であればなおさらです。

 

現職は前回の得票を維持すればよく、なおかつ4年間の公務と私的な政治活動も全て選挙運動のようなものです。知事と市区町村長、知事と都議会議員は持ちつ持たれつの関係ができ、多くは知事選挙で現職を応援します。

 

さらに、選挙の構図も、「現職」対「新人」という構図になり、新人は乱立しますから、現職の批判票も分裂します。なおさら、安泰です。

 

つまり、小池百合子という人物が強いというよりも、「現職」という怪物に勝つのは、まず不可能なのです。誰がやっても、圧倒的な知名度と組織力なので、現職には勝てません。

 

 

さて、3位が蓮舫氏というのは、立憲・共産に支持が留まり、広がりを欠くと見たからです。そうだとすると、石丸氏の人気に抜かれると予想しただけです。一方、石丸氏は浮動票では小池氏を上回るかも知れませんが、組織票で圧倒されるので、どのみち現職とは大差がつくということです。

 

 

 

 

 

興味深いのは、40歳未満の得票では、石丸氏が小池氏も抑え、1位だということです。

 

なぜ、若者にウケるのか考えると、石丸氏は安芸高田市長時代に

 

居眠りをする、一般質問しない、説明責任を果たさない。これこそ議会軽視の最たる例です。恥を知れ!恥を!

 

 

と市議会本会議で言い放った人物です。そして、この青臭い政治姿勢を4年間継続しました。

居眠りをする、一般質問しない、説明責任を果たさない。これこそ議会軽視の最たる例です。恥を知れ!恥を!

 

というのは最もな言い分であり、若者にはささるのではないでしょうか。

 

一方、歳を取ると、「言っていることはわかるが、わざわざ揉めることを言うもんじゃない」「いくらなんでも言い過ぎ」「年長者に失礼」という発想になっていきます。

 

 

石丸氏の市政運営は、専決処分(議会に諮るべきものを諮らない)を乱発するなど問題も多かったわけですが、青臭く合理的な改革もやってきわけです。その政治姿勢が若者にウケたのでしょう。

 

 

石丸氏の批判ばかりで、その批判は結構当たっているとはいえ、何もしない・悪弊を見て見ぬふりの、年配者たちが上から目線で言っていることは、若者にはささらないと思います。

諸外国のデジタル化は進んでいる。日本は遅れている

保険証が送られてきました。全国同じですが、これが最後の保険証送付になります。私はマイナンバーカードと紐づいているので、今後はカードです。

紐づいていない場合には、資格者証が送られてきて、これまでの保険証と同じように使います。




◾️

先進国では何らか形で医療情報もデジタル化されており、個人番号と紐づいています。その方法は様々ですが、独裁と悪用につながらないように工夫されています。

あと、スウェーデンなど先進的な国々を見ると、名前・住所など個人情報をそんなに隠していない傾向もあります。日本では、同じようにはできないでしょうが。

新紙幣が流通してきたので、お金とは何か?を考える。お金とは負債であり、税金があるから価値を持つ

新紙幣が流通してきました。10000などの数字が大きく感じます。一見、人生ゲームの「子供銀行券」と似ていて、チャチに見えますが、国が発行したホンモノは商店など使えて(商品販売者が受け取る)、模造紙幣は使えない(受け取らない)理由を考えてみます。






これらの「日本銀行券」ですが、会計上は日本銀行の「負債」として、「発行銀行券」と計上されています。




つまり、私たちが保有する現金紙幣は、日本銀行の「負債」なのです。さらに言うと、「お金」とは「誰かの負債」になります。お金とは保有している者にとっては、「貸金」であり、発行者にとっては「借金」なのです。

なお、日本銀行が負債を増やせば、世の中に「現金」が増えます。逆に、世の中から現金を減らしたいならどうすればいいかと言うと、政府が「税金」を上げて、民間から現金を回収し、日本銀行に戻すことです。そうすると、社会から現金が消え、日本銀行の発行銀行券という負債も消えます。そして、現金が増えればインフレになり、減ればデフレになります。

イングランド銀行公式「経済がわかる10章」という本では、現金が通用する理由のなかで、「国が発行したホンモノの現金は、納税に使えるから。逆に言うと、現金を持っていないと、税金が払えずに、家や土地が差押えられたり、逮捕されてしまうから、お金を稼がざるを得ない。だから、現金は流通する」と要はこのような学説を紹介しています。




私も現金が流通する理由としては、この「租税貨幣論」が正しいと思っています。それ以外に、まともな説がありませんので。特に、「お金は信じるから価値が生まれる。お金とは集団幻想である」という説を強く批判します。カルト宗教じゃないんだから。

現金とは「貸金」です。その貸金は、国から行政サービスを受ける対価として使えるのです。そして、対価としての支払いが税金なのです。

県立安房特別支援学校とビーチクリーン団体の共催授業

館山市内のビーチクリーン団体と県立安房特別支援学校の高等部1年生で、那古海岸のビーチクリーンと水遊びをしました。民間団体と学校が共催の体験授業のような感じです。




暑いので、午前中の短時間にとどめています。また、海岸なので、海水が気温を冷やすのか、内陸よりは気温も少し低く、さらに風も強いのは、熱中症リスクを下げるので助かります。




特別支援学校は県立なので、館山市内でも、市とはほとんどつながりがありません。ただ、大型バスを市が貸し出していたのは、良い協力関係だと思います。

◾️

先週の木曜日は、学校の校舎にも行きまして、「海洋教育」の授業にも参加させてもらいました。というか、今日と先週木曜日のセットでお手伝いをさせてもらった感じです。生徒は今日と同じ高等部1年生で、内容は海の素晴らしさを伝えることと、ゴミを減らす(特にプラスチックなど科学物質の容器を減らす)ことです。 




市内に特別支援学校があることは素晴らしいことだと改めて感じました。ちなみに、給食は学校の調理場で作っている「自校式」であり、良い食育環境です。(そういえば、館山市給食センターの配達先ではなかったなと思いました)



赤字ローカル線はバス路線に切り替えるのは無理。そもそもバスの運転手が見つからない

昨日は「内房線と地域を守る会」の総会に出席しました。2014年末から内房線のダイヤ維持のために、活動を始めた沿線住民団体です。




地方の高齢化と人口減少により、JRは全国で採算の悪い「赤字ローカル線」を廃止して、「バス路線に転換」したい方針です。




しかし、JR会社法の附則により、国土交通省の監督下にあるので、地元自治体と協議もせずに、勝手に廃止することもできません。

それで、全国で廃線とパス路線への転換に向けて、地方自治体と協議をしています。しかし、バス路線に転換したら、鉄道のように国土交通省の規制が強くないので、バス路線も廃線になるのが関の山です。




そもそも、仮に4両のワンマン運転の鉄道車両を廃止したら、バス4台の運転手が必要になり、人手不足が増していく時代ですから、存続は理論的に無理なのです。やはり、バス路線への転換は机上の空論であり、「ただの廃線」という結論は見えています。




では、どうすればいいかという妙案はないわけですが、多くの地域では、とりあえず「バス路線への転換」は選択肢から外した方がいいと思います。

長い目で見て、赤字ローカル線は、「線路の維持は国(車の国道のように)。運行は民間」というヨーロッパのような上下分離方式にした方が良いと思います。

パフォーマンス合戦になってしまう都知事選

昨晩は、親子ネット(別居親団体)の懇親会に、ゆっくり二次会まで行ったので、都内の下町で一泊しました。そして、今日は東京都知事選の主要3候補(小池・蓮舫・石丸)の街頭演説を聞いてきました。情勢は、小池独走、離れて蓮舫・石丸の2着争いという感じです。




ポスター掲示板は、中野区のもので、都議補選もありますが、都知事選のものは、やはり見苦しいです。ポスターは「廃止」すべきだと思います。ポスターは貼っても票は増えませんが、貼らないと、「やる気なし・弱い」と烙印を押されて不利になる困ったものであり、有害無益だと思います。




東京都だと約1万4千ヶ所。こんなの、金権候補か、やりがい搾取候補の陣営でないと貼れません。

さて、石丸伸二候補は中野駅前と渋谷区役所前で2回聞いてきました。内容はほぼ同じで、20分くらいで、「前座の選対本部長挨拶、本人の挨拶、自己紹介&自己PR。売りは、銀行の経済アナリストだったことと、安芸高田市での行政経験。政策は、学校整備の事以外は、YouTubeを見てくれで終わり。あとは、支援呼びかけのお願い。ジョークを飛ばしたり、問いかけたり、話術はあります。




蓮舫候補は、銀座と新宿で聞きました。小池批判・自民党批判、都政の透明化・福祉の充実・公契約条例での賃上げなどをネタに、感情に訴える気迫の演説。立憲・共産の応援弁士も多数。




小池候補は蒲田駅前で聞きました。実績と公約は、高校無償化・保育料無償化など、給付と無償化のオンパレード。東京都の圧倒的な財政力を見せつけました。




どの候補者も集客力がありますが、現職の小池候補が最も人を集めました。現職都知事なので、警察は総理のような警戒体制を取っていました。

全体的に、パフォーマンスは長けているが、実力と政策はいががなものかと思いました。都政と国政の混同も目立ちます。現在の公職選挙法のもとで、1400万都市で1人を選ぶとなると、戦略的にこうしたパフォーマンス選挙にならざるを得ないのは、分かりますが。

親子ネットの講演会。共同親権法の成立で状況が変わる

昨日は、都内池袋で「親子ネット(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク)」の勉強会(講演会)に参加してきました。親子ネットは、夫婦の別居・離婚に伴って、子どもに会えなくなった別居親の集まりです。




別居親同士の情報交換(どうしたら子どもと会えるかの相談会)と、法改正のための政治活動を行なっている任意団体です。この集会は何度も顔を出していますが、女性の別居親も2割くらいいます。長年の活動が実り、今年の5月にようやく共同親権導入の法改正がなされ、状況の改善が期待できます。

厚労省が行った「令和3年度全国ひとり親世帯等調査」によると、別居・離婚後の父親の69.8%が子どもに全く会えず、母親は52.0%が全く会えていません。会えている30.2%の父親と、48.0%の母親も、子どもと会えるのは「月1回2時間」が相場になっています。つまり、離婚をしたら、片親の多くは子どもと生き別れです。信頼できる公的データであり、また、この数値は多くの人の実感に符号すると思います。

なお、夫婦の離婚率は約33%、年間に約18万件。そのうち、子どものいる場合に大きな問題が起きます。

それで、子どもがいる場合は約20%、約11万件(別居・離婚に巻き込まれる子どもは約18万人)。つまり、子どもがいる場合の離婚では、親子の膨大な生き別れが生じてきたのです。これまでずっと…

ところで写真は、この問題に取り組んできた別居親団体(親子ネット)の代表役員、弁護士、国会議員、地方議員たちで撮ったものです。




ちなみに、私は講演を聴いていただけですが、過去には登壇して講演をする側にもなったことがあります(昨年10月21日のチラシ参照)。それなりに長く問題に関わっていて、何かしらの肩書きがあると、有識者のように扱われるもので…。とはいえ、私の講演の時もそれなりに好評だったとか…




【参照:私が講演者になった時の事を書いたnote。昨年10月21日)】

県南の大雨被害と館山市の防災政策

今日は所用があり、高速バスで新宿に向かっています。電車の内房線では、保田〜上総湊間で土砂の流出があったようで午前中はダイヤに乱れがありますが、バスは順調です。






なお、深夜の雨で、南房総市の一部で、河川氾濫のおそれから避難指示が出ましたが、館山市では特段の問題は聞いていません。館山市は田舎にしては、比較的に大雨には弱くないと思います。ただ、あくまでも「比較的」であり、冠水が見られる地域や、土砂崩れのおそれが少し怪しい箇所もありますので、道路の排水整備やトンネルの点検、河川の水位の確認などが引き続き必要です。




また、館山市では水田を埋め立てて住宅地になった地域がかなりあるので、昭和56年以前の旧耐震基準の建物は、大震災の時は不安があります(私の家も該当。リフォームから20年。家具の固定もできていない…)。

首都直下型地震(首都と言っても関東のどこが震源になるのか不明)に見舞われるとかなり危ないです。そして、能登半島のように、交通が寸断され、陸の孤島になります。港湾も損傷するので、海運も厳しくなります。

あと、南海トラフ地震では、揺れはそんなに厳しくは無さそうですが、津波の危険エリアに入っており、海辺や川沿いに住む高齢者の避難方法も確立していません。介護施設と連携し、福祉避難所の受け入れ体制は作りましたが、防災対策は、まだまだ課題山積です。
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