赤字ローカル線はバス路線に切り替えるのは無理。そもそもバスの運転手が見つからない
しかし、JR会社法の附則により、国土交通省の監督下にあるので、地元自治体と協議もせずに、勝手に廃止することもできません。
そもそも、仮に4両のワンマン運転の鉄道車両を廃止したら、バス4台の運転手が必要になり、人手不足が増していく時代ですから、存続は理論的に無理なのです。やはり、バス路線への転換は机上の空論であり、「ただの廃線」という結論は見えています。
では、どうすればいいかという妙案はないわけですが、多くの地域では、とりあえず「バス路線への転換」は選択肢から外した方がいいと思います。
長い目で見て、赤字ローカル線は、「線路の維持は国(車の国道のように)。運行は民間」というヨーロッパのような上下分離方式にした方が良いと思います。