2024年7月6日:イセギ狙いで高知へ2024 | たっくう投げ釣りと日々

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大好きな投げ釣りと、日々の忘備録です。
最近物忘れが激しいのであります。

早いものでこの”イセギ狙いで高知へ”シリーズも6年目を迎える運びとなりました。

当初はなぜか実家に取っておいていた古い”週刊釣りサンデー”の記事を頼りに、「おもしろそうだから行ってみよう」と始めた釣りです。標準和名”フエダイ”を当地では”イセギ”と呼ぶこともこの記事で知ったのです。

 

以来僕はフエダイをイセギと呼び、”イセギ”のメジャー化を図ったわけですが、この釣りが盛んな宮崎~鹿児島の地方名”シブダイ”の勢いを勝ることはとうとうできませんでしたね。僕のこれまでの人生を象徴しているようなエピソードだなぁ。。

 

<鹿児島では回転寿司で回ってたりします。扱いが雑w>

 

とにかくスーパーマーケットはおろか鮮魚店でも見たことがない魚ですから、そもそも仮に釣れたとしてそれが”イセギ”だと判別できるのかどうかも怪しいなと思ってましたが、最初の一匹を釣った時にそれは杞憂に終わりましたね。

 

なんといいましょうかこの魚のカラーリングって独特なんです。高知の海の色とマッチしてない。魚の色彩って住んでる場所によって特徴があって、北の魚は茶色っぽいのが多いし、南の魚はやたらとカラフルだったりします。これはすべからず生息環境の影響が大きくて、その魚を見ただけで仮に魚の種類にあまり詳しくない人でも南国っぽいな~とかね、そんな印象を持たれると思うんですが、このイセギに関してはどのカテゴリーにもハマりません。とにかく空や海の色、周辺環境とのマッチングの悪さが際立っておりまして、いわゆる”映える”というのともちょっと違う、その違和感をもってして独特の存在感を主張しておるのであります。他の魚と見間違えることはまずありえません。

近しい魚種としていわゆる”クロテン”、クロホシフエダイ上矢印が居て、以前読んだネット記事には「シブダイが釣れたと喜んだが”点”を確認すると黒かったのでガッカリした」などという記事が載ってましたが、ハッキリ言ってこれはいわゆるアレですねww 阿佐ヶ谷姉妹のお姉さんと木村多江を見間違えるようなもんです。

 

 

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なかなか釣りの話しが始まりませんが、ともあれ当日の朝クサガッチョ師匠を拾い、Tポート南港経由で一路高知へ向かいます車ダッシュ

 

紆余曲折の後、結局いつもの場所に落ち着きました。この週末はどこもかしこも釣人が多かったです。なんでだろ汗

 

-さぁ釣りましょうね-

 

竿を出してすぐに30センチくらいのこんなのが釣れました。一瞬オコゼかと思って喜んだ(ので素手で触ってないw)のですが、よくよく調べてみると”オニカサゴ”のようですね!!木村多江を見間違えることはありませんが、こういう魚になると素人以下です。

持って帰って唐揚げにしてみたところ、見た目と違ってアッサリした上品なお味でした。

 

セットした竿の遥か向こう、海と空が一緒になっているあたりをボンヤリ眺めていると、だんだん陽が落ちてきましたね。

 

たまにカサゴが釣れてくるくらいで本命からのシグナルはありません。それと今日は少し投点がズレているのか例年に比べ根掛かりが酷くて打ち返しがおっくうですもやもや

 

期待していた夕方のマズメを外してしまい、雲行きも怪しくなってきたころ、クサガッチョ師匠が”釣れましたよ~音譜”と釣果を抱えてやってきました。この周辺では結構な大型ですね。お見事ですクラッカー

 

一方の僕は相変わらずのガシラとこれ

持って帰りたい気持ちはあるけど、家の人が卒倒します。多分ドクロ

 

あとはこれ上矢印。。相変わらず凶悪な面構えです。

 

このあと師匠は更にもう一匹追加してニッコニコ(^-^)vです。時間はどんどん過ぎていくし、僕の気持ちはどんどん焦ってきます。

 

素晴らしい自然に抱かれながら釣りを楽しませてもらっているのに、その恩恵を受けられずに焦るというのは随分と器量の狭い人物だね、と自分を戒めていたところ、ようやく竿が舞い込み竿尻がポーンと跳ね上がりました。

 

釣れたーwww

 

<イセギ(フエダイ)45センチ>

 

良型ですね(^-^)wwwうれしい~合格タイムアップギリギリの時間でした。

 

僕は美味しい魚を食べたいだけなら料理屋へ行く派ですが、この魚に関しては「釣り」と「食べる」の比重が同じくらいという稀な例です。今回のイセギは。。。75点といったところ。去年の秋釣った個体はちょっとクドイくらいの脂の乗り方でしたが、それに比べるとややアッサリした味わいでした。季節的な食味の変化を感じられる程には釣ってないのでよくわかんないんですよねDASH!

 

<奈良にも夏がやってきました>