-①からの続き-
さて、5時間ほど眠ったでしょうか
日付が変わる少し前に宿舎を出発してクルマは北上します。
前日宿毛で桶丼を食いながらitoさんと翌日の釣り場を相談、海の様子から二日目は愛媛県に向かい、愛南で釣ってみることに決めたんです。
井口さんもクサガッチョ師匠もカワハギをそこそこ釣ってましたし、次はまた毛色の違うのを狙ってみようっちゅう算段ですね。
ちなみにitoさんも僕も未だクーラーボックスは空っぽです//。(゚∀゚)。
-さぁ釣りましょう-
30分ほどで深い湾奥の波止に到着しました。。。。昼間に投げ竿がズラリと並ぶ様も壮観ですが、暗闇の中で、この放射状に赤
と緑
の竿先ライトが展開するビジュアルも投げ釣りならではの不思議な凄みがあると思いますね。周囲は波の音もなく、耳が痛くなるほどシーンとしています
itoさんのiphone-proで撮るとめちゃキレイですね。満天の星空までがはっきりわかります。
僕の携帯だと露出を調整して何とかこの程度です
と、突然暗闇をつんざくようなドラグ音が。。。。ってな流れになればこのブログもドラマチックなんですが、実際はアタリのアの字もございません
少し離れた場所で釣っているクサガッチョ師匠が小さなフエフキの類を釣ったくらいで、あとは虫エサにネンブツダイの仲間。こりゃマイッタね(;・∀・)
こうして仲間が居ると釣れなくても時間を持て余すようなこともありません。ただ昨日からひとつもマトモな魚を釣ってないので、ここいら辺で何とかしたいもんですが。。。まー大針大エサでは自業自得なんですけど
今回も無駄に明るい大陸製竿先ライト。まるで郷秀樹の変身シーンのよう。
てな事をボケーっと考えてるくらい暇な時間が続きます。
結局ひとりとしてマトモな釣果のないまま夜が明けてきましたね。それにしても美しい風景です。
明け方、僕の竿にはこんな魚が釣れてきました。25センチほどのヨコスジフエダイですね。こいつはリリースしました。
大物狙いの夜釣りが空振りに終わって、あとはイトヨリの回遊に期待するくらいかなぁ。。。漠然とそんな事を考えていたころ、レジェンドが”おおーitoさん
”と声を上げました。見ると波止先端の竿が三脚の上でシーソー状態になっています。
落ち着いて駆け寄ったitoさんが大きく合わせてリールを巻き始めました。なかなかの大物の様子ですが、やり取りをしながら”イラだ”といいます。イラの引きが判るんかいなあんた。
予告通り姿を見せたのは50センチほどのイラでした。イラという魚、顔がデカいので50センチにもなるとすごい迫力です。こういう人いますよね。身長はそれほど高くないのに顔のデカさで存在感が凄いひと。
やっぱり大きいのが居るんですね~なんて会話を井口さんと交わしていると、再びitoさんにアタリ
今度はマダイかなーなんていいながら魚を寄せてくると。。。
やっぱりマダイでした。僕には真似できない芸当ですね。引きだけで魚の種類が判別できるほど魚釣ってないし(・ω・)
次は僕の竿にきました。さっきのitoさんの釣ったイラに比べると小さいんですが、それでもよく引きましたね~。。こいつは持ち帰って味噌漬けや鍋でいただきましょう。
<イラ46センチ>
itoさんも僕もほぼ同方向で釣れてきました。わりと方向に関係なく全方位で釣れる場所だそうですが、今日に限ってそれはあてはまらないようですね。
続いて僕に二匹目のイラ。これは海に帰ってもらいました。
根掛かりに苦戦中のレジェンド。今日は調子があがらないみたいです。
さて、アタリが続いたのは朝の小一時間ほどのことで、そこからは再び静かな海が戻ってきました。時間はまだ9時を廻ったところですが、帰りの事を考えるとそうのんびりもしていられません。ボチボチ片付けにはいります。
itoさんの釣果を前に悔し泣きするレジェンド(笑)。
釣り場を後にする前におっさん二人で自撮り
帰りも運転はitoさんにお任せっきりで、宿の手配から釣り場の選定まで、いつもながら世話になりっぱなしです。あと僕は旅先の食事も楽しみのひとつ、今回の桶丼はお勧めできますよ
帰りには香川で有名な骨付鳥のお店、一鶴で少し遅めのランチを摂りました。何年か前に高松で食べたことがありますが、やっぱり旨いですね。
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魚はあまり釣れませんでしたが今回の釣行、実現できて本当によかったです(^-^)。それこそ若い頃に釣り雑誌でその記事を隅から隅まで一生懸命読んでいたその人と、二人で自撮りすることになるとは夢にも思いませんでした。
翌日、井口さんから釣行のお礼LINEをいただいたんですが、そのなかで”昔の情熱が蘇ってきた、今からでもまた行きたい”と書かれてたのが印象的でしたね。あれ?”死ぬ前に一度でいいから”じゃなかったでしたっけwwwなどという野暮は言いっこなし。老け込むにはまだまだ早いってことで、レジェンドなんてニックネームは引退するまで取っときましょうか。