初めての場所で釣るというワクワクした気持ちはいくつになっても変わりません
カレイ課長さんからの「隠岐の島におもしろそうな波止があるので行ってみませんか?」というお誘いに二つ返事で乗っかって、着々と準備を進めるワタクシなのでございますが、「隠岐の島」というと「ドン深」「昼間はマダイやイトヨリ」「昔はカレイがよく釣れた」なんてイメージ先行で、着々といわゆる「ナイロン道糸+テーパーライン」という王道の仕掛けを準備していたのであります。
更に遠投が必要なケースも想定して、PE1.2号なんてスプールも用意しました。一方で近投は捨て石の際を釣るイメージもあることから、念のためPE5号のスプールも持っていきましょう。
加えて今回は飲ませ釣りにも挑戦wってことでサビキ用の竿まで用意しておりますから、こりゃ、めっちゃ大荷物ですな
今回の釣行メンバーはカレイ課長さんにニャンジーさん、ニャンジーさんのお友だち(ニャンともさん)、itoさんに僕の五名です。
愛知~滋賀組と待ち合わせる前、久しぶりにサワムラさんでエサを購入。ついでと云っちゃなんですが、近くの中華料理店で食事を摂りました。
<何とこれが大アタリメチャおいしい>
これはもう幸先イイとしか言えませんねきっと大きなイトヨリやマダイ、ひょっとするとアマダイなんかも釣れたりしたら
どうしよう
今回はいつものフェリーではなくて、七類から直接釣り場へ渡してもらうスケジュールです。渡船の手配やら諸々をニャンジーさんが買って出てくれたおかげで、いつものように僕はそこに乗っかるだけです。ホンマスンマセン
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途中岡山でitoさんと合流、釣具店に寄ったりしながら七類を目指します。そうそう、米子のかめやさんで初めて「パワーエアロTD」の実機を見ましたよ。結構コンパクトにまとまった印象で、写真で見るよりずっとカッコよかったです。
買えんけど(;・∀・)
出船時間にはまだ早いよね~なんて話しながら七類に着くと、すでに船は接岸して釣り具を積み込み始めています。要領が判らないまま大急ぎで自分たちの荷物を船へ運び、船内の座席に落ち着くと、早々に渡船は七類港を離れました。言っときますが当初確認していた時間からは相当に早い出発です。慌ただしいよね。
しか~し。。。その後すぐに早めの出航には事情があることを思い知るのでございますよ。
とんでもない揺れで船が前に進まんのどす
やや波が高いことは予報で把握していたものの、まさかここまでとは思いもしませんでした。隣に座っていたitoさんによると、波の高低差が3メートルはあったといいます。高い波に乗ると「フッと」お尻が軽くなって、その後「ドーン」と船底が叩きつけられる感じ。。まるでフリーフォールですね。七類から釣り場までは約1.5時間の予定でしたが、おおよそ3時間はかかったでしょうか。
新大阪→東京間、
関空→上海間とおんなじくらいの時間ですね(;・∀・)笑ってる場合か。
僕は船酔いにはそこそこ強いのでそっちの方は大丈夫でしたが、とにかく船がバラバラになりそうでおっかなかったです。itoさんに「怖い」というと、自分は怖くはないと。ただ胸に熱いものが込み上げてくるそうです。きっと幼い頃にお母さんと過ごしたモノクロームの想い出が胸に込み上げてきたのでしょう。違うと思いますが。
深刻なのがカレイ課長さんです。酔い止めの薬も船外のリュックに入ってるそうで、取りに行きたくてもこれじゃヘタをすると海に投げ出されてしまいます。揺れ自体は島に近づくにつれ幾分収まりましたが体調は回復せず、ここでの釣りは断念する判断を下されました。次は無理せずフェリーで来ましょうね。
さて、ようやく目的の波止に到着しました。フェリーで七類へ戻るという課長を見送って、四人が波止に散らばります。雨も降っていないのにバッグを始め荷物は海水でボトボトです。システマサーフバッグのリール収納部には二センチくらい海水が溜まっていました。何をどうしたらこんなことになるのかまったく分かりませんが早くも帰りが思いやられます。
-さぁ釣りましょう-
例のナイロン2.5号+テーパーラインのタックルで第一投どんとこい隠岐の島wwと一人気合を入れていると、道糸がツツーと持っていかれてさっそく20センチそこそこのカワハギが釣れてきましたよ。
いいオカズなんですが、カワハギならもう少し大きいのが欲しいのでコイツはリリースしました。
僕の後ろでは早くもitoさんが複数の竿を投入しています。相変わらず準備が手早いなぁ~と感心しているとボソッとひと言。。。。
”。。。ナマリが帰ってこん。。。”
え(・ω・)?。。。
”ガチガチやわここ”
。。。。ウソ、イトヨリやアマダイは
( ゚Д゚)?
”ここにそんなもんおらんわ”
-つづく-