2021年7月10日:日本は広いと思った週末 | たっくう投げ釣りと日々

たっくう投げ釣りと日々

大好きな投げ釣りと、日々の忘備録です。
最近物忘れが激しいのであります。

先週の週末はitoさんが岡山から関西にやって来るということなので、クサガッチョさんと相談して空山さんたちに合流できるようお願いしていたんです。

 

ところが天気予報は日を追うごとに悪化し、とても釣りなんかできるような状況ではなくなってしまいました←あくまで予報ですよ(^_^;)

 

結局和歌山方面の釣りは中止の憂き目に遭ったわけですが、せっかくだから雨のマシな地域を探してみよう、ということでitoさんが代替案として提案したのは。。。高知県西部です(゚∀゚)?あははは

 

さすがは岡山市中区平井界隈で、”瀬戸内のイカモト・コウジ”として恐れられている男です。彼が通った後はスーパーマーケットからすべてイカが消えているそうです。怖い話ですね。

 

当日は急遽参加が決まった電気屋さん家へ向かい、そこで荷物を積み替えてワイルドハイエースで岡山へ向かいました。やっぱり着座位置の高いクルマは楽ですね~。ウチのN-ONEも昔のクルマに比べると目線は高い方なんですが、全然違いますよホント!。。。って投げ釣りやる人なら誰でも知ってるかあせる

 

岡山でitoさん家に寄って、そこからは三人で高知を目指します。

かつては大月町の一切や安満地なんてところへ何度か行ったことがありますが(釣れたとは言ってないえーん)あっち方面は久しぶりですね。ワクワクしますよ(^^)v

 

ところで昼メシはどうすんの?ってことで冒頭の写真です。日本一、すなわち世界一旨いカツオのたたきが食べられるという「道の駅なぶら土佐佐賀」でタタキ定食をいただきました。

 

<盛り合わせ定食1300円。”盛り合わせ”はタレと塩の盛り合わせという意味(゚∀゚)>

 

しかしこれ、何と言いましょうか?フゥ~っとため息が出るほど旨いです。。初めて北海道でサンマを食べた時も感じましたが、普段僕が近所のスーパーで買っているものは、見た目は同じだけどまったく別の食べ物だということですね。タレと塩、どちらも甲乙つけ難いのですが、「死ぬまでどちらか片方しか食えない」と迫られたら、塩かなぁ。。。。

 

てなことで、スーパーやコンビニへ寄ったりしながら目的地へ着いたのは18時をまわった頃でした。家を出たのが7時半ですから10時間以上かかってます(^_^;)。。笑っちゃいますよね。

 

波止に出て港内を覗き込んでみると、大型のコロダイが悠々と泳いでいるのが見えます。その下には更に大きな青い魚が。。あれ、何だろう?と訊くとitoさんはアオブダイだといいます。南国へ来たんだな~ってことを噛みしめながら道具を取りにクルマへ戻りました。

 

さぁ釣りましょう

 

少し陽が傾いてきた頃に釣りをスタートしました。電気屋さんはモンスターを狙ってゴリルドを並べてます。僕は初めて見ましたが竿もリールもゴッツイですね~

itoさんと僕はもう少しライトな感じですが、それでもハリスは12号ですよ(^_^;)

 

さっそく電気屋さんがメイチダイが釣れた~って見せに来ました。ええ~いいなぁ~

 

そうこうしているうちに僕の竿にもアタリが出ました。コクンと竿先を抑える、瀬戸内でニベでも釣ってるようなアタリに、大して期待もせずに仕掛けを回収していると、だんだん魚の手ごたえが強くなってきます。どうやら手前に向かって走っていたようですね。

 

波止の上から魚を確認した時はてっきりキビレだと思ったのでアラよってな感じで抜き上げたんですが、これがメイチダイでした。

 

<メイチダイ 38センチ>

 

メイチ釣れたよ~と報告したところ、魚をみたitoさんが「こんなサイズのメイチは初めて見た」と言い出しました。南紀の沖磯でメイチダイを釣り倒している電気屋さんも「これはええサイズや」と祝福してくれます。

 

確かに僕も30センチそこそこのサイズしか釣ったことがないので自己最長なのは間違いないものの、どうもメイチダイの大物感がよく判りません。ともあれボーズは回避できたのでそれが嬉しいです音譜

 

さぁこのメイチは露払い、どんと来い太平洋!!とアタリを待ちますが、海からは何の音沙汰もありません。なんか想像してたのとかなり様子が違いますね。んー(´-ω-`)

 

3人ともアタリが遠いので、集まっておしゃべりしていたその時です。

 

「リン音符リン音符リン音符

 

少し離れた場所にセットしてあった電気屋さんのゴリルドが海に突っ込んでいます。

 

「あかーーーーんあせる

 

といいながら脱兎のごとく波止を走る電気屋さん。いきなりの素早い動きにitoさんと僕はゲラゲラ笑いながら後をついていきます。

 

竿を大きく曲げながらも「エイかもしれん」と言い出す電気屋さん。気持ちはわかりますwww

 

そして上がってきた獲物の正体は????

 

<これでした>

 

いや~外道もデカい!www

 

でもこの方、ただでは走りません。

 

そのすぐ後にまたまた何かがヒット!今度はちゃんとした”魚”やーっていいながらファイトしてはります。で、その正体は??

 

<おめでとうございます>

 

電気屋さんはこの数時間後も「あかーーーーん!!」と言いながら波止を走って50センチクラスのタマミを釣り上げて、ブッチギリの釣果です。本当によく釣る人ですよね。

 

itoさんは別の意味で凄くてですね、前回の下津井もそうでしたが、”そろそろ釣れる”なんていうと、ちゃんとその通り釣れたりします。今回も”そろそろヘダイが回ってくる頃。。”なんて言ってると、本当にヘダイが釣れたりしますからね。ホヘ~( ゚Д゚)すよ。

 

感心ばかりしてないで僕も釣らなきゃいけないんですが、最初のメイチ以降、ハッキリとしたアタリはゼロです。すぐ近くで釣っているitoさんにはアナゴやウミヘビが釣れてくるのに僕にはそれすらありません。まーアナゴやウミヘビはこなくていいんだけど(^_^;)

 

<静かなところです>

 

僕も何とか小マシなやつを釣ろうと手を変え品を変え、というと色んな引き出しがあるように聞こえますが、方向や距離を変えたりしてただけです(゚∀゚)。それでも魚からの反応は何もありませんね。

 

釣り始めた頃は、眠くなったら無理せず仮眠しようと決めていたんですが、あまりの釣れなさっぷりに”もう少し”、”あと1時間”なんて頑張ってしまい、とうとう空が白み始めてきました。僕が仕掛けを入れたあたりを2メートルを優に超えるサメが泳いでいるのがみえます。あー。。あんなのウロウロしてたらダメだろうな~なんて寝不足のアタマで考えますが、だからといって何をするわけでもなく、静かな海をボーっと眺めておりますよ晴れ

 

夜もすっかり明けて、そろそろ終わりやね~なんて話をしていると、マムシを付けていた竿のドラグが申し訳なさそうにギギギっと鳴りました。めっちゃ久しぶりのアタリに思わず竿に飛びつきます。

 

釣れてきたのはオジサン???でも普段南紀で見かけるのとは模様が違いますね。それに尾っぽ近くの黒い斑紋がありませんから、これは別の種類の魚ですね!!なんかすごく嬉しい~

 

調べると、これはウミヒゴイのようです。和歌山で”メンドリ”と呼ばれているのはこのウミヒゴイの事だとweb図鑑には書いてあります。だとするとオジサン=メンドリだと思っていた僕は今まで勘違いしていたということになりますね(^_^;)

 

こちらは南紀の”オジサン”。太りすぎ。見た目はこっちの方が緋鯉っぽいです。

 

てなことで、最後に嬉しい一匹を釣って納竿となりました。片付けながら海の方をうかがうと、ウミガメがプカプカのんびり泳いでいます。僕は安定の貧果でしたが、電気屋さんのデカいのも見れたし、楽しい夜でした。また来てみたいですね。

 

帰りには芋けんぴで有名な、四万十郷水車亭に寄りました。芋けんぴを爆買いするお二人に対し、僕はパイシュー買って外でいただきましたよww

 

家に着いたのはやっぱり夕方になってしまったので、ひとまず道具を洗って魚の下処理まで終わらせます。

 

食卓に出したのは月曜です。刺身とあぶりでいただきましたが、メイチダイの上品なおいしさは格別ですね。ヘダイも脂がのって美味しかったですよ。

 

<二匹のヘダイはitoさんからもらいました>

 

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ところで遡ること数週間前、ちょっと時間があったのでオリジナルのTシャツを作ってみたんです。海で↓こんな人を見かけたらそれは僕です。それほど愛想が良い方ではありませんが、決して悪い人間ではありません。お気軽にお声掛けくださいね。

 

こんなラブソングはほかに聞いたことがありませんよ