おかげ様でブログを始めてから丸3年が経ちました。今までどんなにショボい釣果でも、それこそ完全なるボーズ(Absolute bose)であっても、欠かさず全てブログにアップしてきたわけでございます。ところが先日、ついに何をどう脚色しても書くことがない、くだらない冗談のひとつも思いつかない、というボロボロの釣行をやらかしてしまいました。
単独でフラッと紀東に出かけ、今までずっと通り過ぎていた↑こんな護岸で竿を出したまではよかったのですが、まだまだ夕暮れには時間がたっぷりある。。。と、調子に乗って飲み過ぎてしまい、チーかまを握りしめたまま眠り込んでしまったのでございます。
ハッと目が覚めた時は既に辺りは真っ暗、時間は。。。なんと22時を回っていました(゜-゜)
ご多分に漏れず、僕も若い頃ほどグッスリ眠れなくなってきています。それがどういうわけで釣り場で6時間も眠り込んでしまうのでしょうか。
さて、大いに反省しながら次の釣行の準備です。今回は図々しくも瀬戸内の巨魚ハンター、昭和のイカ男、itoさんに”私を下津井に連れてって”とお願いしたところ、こころよくOKしてくださいまして、せっせとその準備に取り組んでいるのですね。
上の写真は懐かしや、パワーエアロGT7000です(スプールはGT5000)。道糸5号の用意をしようと03のスプールを探したんですが適当なのが見つからず、この古いリールを引っ張り出してきて使うことにしたのですよ(^^)v
************
さていよいよ当日の朝、クサガッチョ師匠を乗せてTポート南港店、というおなじみのコースで岡山へ向かいます。
お昼はR2号線、青江の交差点に近い、「元祖手打ちうどん さぬきや」さんで。岡山時代は東古松の「たぬき屋」によく行ってましたが、こちらは初めてです。鍋焼きうどんが美味しいお店だそうですが、時間の関係できつねうどんをいただきました。コシのしっかりしたうどんは、まさに手打ちのだいご味。大変美味でございました。あと一緒に頼んだ塩おにぎりが至福の握り具合と塩加減で、是非お立ち寄りの節はうどんのお供に塩おにぎりをどうぞ(^-^)
ここからitoさんの自宅へ向かいご挨拶(・ω・)ノ。一路下津井へ向かいます。
当日は午後から雨の予報だったのですが、itoさんは”だいじょうぶ、僕晴れ男ですから”といいます。この揺るぎなき自信は見習わなければなりません。実際にこの日は納竿前にポツリと降るまで本当に一滴の雨粒も降ることはありませんでした。すごいわー。
下津井では結構な回数竿を出していますが、この場所は大昔に少し竿を出したことがあるだけで、ほぼ初めてです。牛窓もそうですが、瀬戸内は少し場所が変わると釣り方がまるで違ってしまう場所が多くて、潮の動きも非常に複雑です。一から勉強ですね。
itoさんが僕とクサガッチョさんに”使ってください”と仕掛けがギッシリ入ったファイルバインダーを手渡してくれます。更にはオモリも力糸も用意してあるから遠慮なくいってくださいって、なんというナイスガイなんだ(@_@。。。
しかしこれ、裏を返せば仕掛けはおろかオモリや力糸まで十分な予備が必要な釣りになるということです。最近はぼんやりした釣りばかりやっていましたから気合が入りますよね。とは言え時間はまだ15時を回ったばかり。まだまだ夕暮れには時間があるのでひとまずレモンチューハイを
。。。。。Σ(・Д・lll)ハッ・・イカンイカン
陽も傾いてきましたので釣り開始です。写真に写っている竿は赤サーフの33号ですが、竿先がグニャっと左を向いているのがお分かりでしょうか?つまりそういうことです。
さぁ釣りましょうw
itoさんからは事前にこの釣り場のレクチャーを受けていて、現場でも海を見ながら色々教えてもらいましたが一筋縄ではいきません(^_^;)ぐぬぬぬぬ。
教えてもらった仕掛けもさすがです。バランスが絶妙で、根掛かりしても高切れする頻度が低く、補修に余計な時間がかかりません。
クサガッチョさんも大いに苦戦しておりまして、それでも今日は(めずらしく)黙々と釣っておられますよ。
予想通りかなりの頻度で仕掛けを交換しながら釣りを続けますが、マダイやアコウからの魚信はありません。たまにシログチやガシラが釣れてくるのみです。
潮も良い、ポイントも実績十分、仕掛けはここに通って25年の大ベテランの丸コピ、エサもitoさんが手配してくれたコウジと、これで釣れなきゃどうすんの、という状況ですからね。正直焦ります(;・∀・)エヘヘヘヘ
ちょうど22時頃です、僕の釣り座に3人が集まっておしゃべりしていた時に穂先がグイっとお辞儀するアタリが出ました。これだけハッキリしたアタリが出たのは本日初めてなので嬉しかったですね。
しっかり合わせて巻きにかかりますが、潮に逆らいながらの巻き取りなのでitoさんから”アタマ振ってます?”と尋ねられてもさっぱりわかりません(´・ω・`)
海面に顔を見せたのは40センチほどのマダイでした。itoさんが丁寧にタモ入れしてくれます。もう少し大きかったらよかったんだけど、ともあれ釣れてホッとしました。
<とにかく釣れてホッとするの図>
さぁ地合いだ~wwwとみんなも釣り座に戻りますが、やっぱりシーンです。itoさんによると魚が回ってくるとバタバタとアタって来るそうです。僕もそういうことは何度か経験しているので、さぁこい!と身構えますが
。。。(@_@。。
そのうち、満潮も近づいて潮がベタっとした感じに変わってきました。こうなってくるとちょっと厳しいですよね。
もはやこれまでかな?とitoさんの釣り座で途中から釣りに加わった岡本さんと三人でおしゃべりです。
岡本さんは独立リーグとはいうものの、正真正銘のプロ野球選手なんだそうで、これには驚きました。だって下津井でタコ釣ってるんだもん。
今は契約がなくフリーだそうですが、やりきったと思えるようになるまでは挑戦を続けてください、というのが人生の折り返しを過ぎたおっさんのアドバイスです。それに言葉のイントネーションが岡山っぽくなかったので出身地を聞いたところ、何と僕と同郷、しかも同じ八尾市立曙川南中学校出身だということが判って二度びっくりです。下津井の波止で出会うなんてね。
************
てなわけで潮が下げにかかった深夜に納竿しました。とにかく今回の釣りはフルアテンドしてくれたitoさんに深謝であります。事前に”仕掛けは用意しておくから”といわれて、そこまでしてくれなくていいよと思っていたんです。でもある程度は自分の知識と経験でやれるだろうという小さな自信は木っ端みじんでした(笑)
<本日のお持ち帰り>
シログチとガシラは片栗粉で揚げ、定番のあんかけでいただきましたよ
。マダイは一匹丸ごとお造りで。庭で育てているキュウリと大葉を添えて、それっぽく盛り付けましたがツマが足りないですね。
家族で食べるには十分な釣果ではあるけれど、これで終わらせるつもりは毛頭なくて、そのうちギャフンと云わしたるわーと言いながらも、ことごとく返り討ちにあっている今日この頃なのであります。