2019年も残りわずかとなりました。今年は僕にとって記念すべき一年で、何よりアメブロを通じて多くの方とお知り合いになる事ができて、同好の仲間がいる幸せを肌身に感じる充実した一年でした。本当にみなさん、ありがとうございました。
さて、そんな2019年の最後は宇和島釣行で締めくくろうとずい分と前から決めていたんですね。潮廻りは絶好だし、世間より少しだけ早く休暇へ入ることもあって、人気ポイントだって貸し切りだーい、うっほほーい、てなもんでありますよ。
なのに。。
いったい何なんスかこの予報は。僕が数カ月も前から予定していたその日に限って、なんで風速24メートルの予報が出るんでしょうか。僕の普段の行いが悪いとでも云うんでしょうか。いや、行いは悪いな十分に
(´・ω・)。
海の状況は行ってみなけりゃ本当のところは判らないものの、さすがに宇和島まで行ってコンディション激悪でしたー☆てへへへーというわけにもいかんので、2019年の納竿釣行は紀東へ向かう事に変更しましたよ。
夕方からはまず尾頭付きを狙って、翌朝は先々週に続き、七里でイシダイを狙う算段です。先々週は”釣れなくったって浜でのんびり楽しめれば”という思いで悠々と構えていたのに、なまじっか釣れちゃったものだから今回は”イシダイを狙う”なんて生意気なことになっています。偉そうにね。
ともあれ、予定通り15時過ぎにお目当てのポイントへ到着しました。少々波は高いですが、これから夜に向かって穏やかな海況となる予報です。
。。さぁ釣りましょう。。
今回、このあいだ衝動買いした赤サーフを初めて持ってきましたよ。スピンと比べると軽さが印象的ですね。本日の活躍を大いに期待するところです(^-^)。
4本の竿を投げ終え、ホッと一息ついた頃、近くに係留してある船のオーナーとおぼしきおっちゃんがやって来ました。
「20匹くらい持っとるんかー?」
「え?いえいえまだ始めたばっかりですよ」
「ちがうがな。イカやろ?アジ20匹くらい持っとるのか聞いてるんや」
「あー僕投げ釣りなんで、虫で釣ってるんです」
「虫かぁ。。虫でなんか釣れるんかいな」
「(笑)おじさんもこれから船出すんですか?」
「明日の朝からな。今日は餌のアジを船のイケスに入れにきたんや。ここの水に慣らしておいたらな、明日は元気に泳いでくれるっちゅう寸法や。」
「へぇー前の日から準備するんだ。たいしたもんですね」
「ヒャッ、ヒャッ、ヒャッ、オンナも一緒やろ、な(笑)、ヒャッ、ヒャッ、ヒャッ」
ちょっと何言ってんだかよくわかんないですが、適当に話をあわせていたその時、何と赤サーフのドラグがギュイーンと逆回転しましたよ。
「あ」
「おぉー!引いとるでー!」
竿を立てて引きを楽しみます。グングン引くかと思ったらフッと軽くなって、あ、バラした?と思ったらまた引く。。。ヘダイ確定ですね。
「なんやなんや何釣れたんや」
「多分ヘダイですよ」
<ヘダイ36センチ>
「よかったなぁー、夜は寒いさかい風邪ひかんようになぁー」
おっちゃんが立ち去った後、赤サーフに新しいエサを刺して投げ、仕掛けを落ち着かせた途端、またギュイーーンときましたよ!
<ヘダイ38センチ ピンボケ>
なんと釣り始めて30分も経たないうちに尾頭付きが二匹も釣れてしまいました。
マダイだったらもっと喜びますが、ぜいたく言っちゃいけません。それに塩焼きにしてしまえばウチの家族は皆マダイだと信じます。
( ̄▽ ̄)
夜もとっぷり暮れましたね。引き続きアタリは断続的に続いています。暗くなってからはバラシが多くて追加は一匹だけ。相変わらずのヘタクソでございますよ(´・ω・`)。
下げに入った18:30、ちょうどこの頃から海のあちこちで「何か」が小魚を追い回し始めます。小魚が水面を逃げる「ザーッ」という音と、それを追うフィッシュイーターがたてる「バシャッ、ガバッ」という音で海がとても賑やかになりました。ルアーでも投げればいいんでしょうが、クーラーボックスにはヘダイが三匹も入っているし、無理に追っかけるのはやめて、バシャバシャやってるのを見物することにします。
バシャバシャが始まってからアタリが遠のいたので、クサガッチョさんにLINEで状況を説明したところ、タチウオじゃないですかー?だって。なるほどね。
一度は投げ入れた仕掛けが落下する途中で食いついてきたらしく、クイクイクイと引いた後、フッと軽くなって、バラシた。。。と仕掛けを回収すると、何と根付のダイニーマ6号がスパッと切られてましたよ。やはりタチウオなんでしょうね。
アタリが遠のいた時間帯は、↑こんなのや、名物のハモなんかが釣れてきます。ハモは上手く料理できればいいんでしょうが、ちょっと僕には無理っぽそうな気がして、持ち帰ったことはないですね。
釣れたキスをあげたら居座ってしまったにゃんこ。
すっかり暇になってしまったのでしばらく遊んでました。
次に魚が回ってきたのは日付が替わった頃です。分かりやすい魚ですね(^○^)
この頃は寒さに心が折れかけていた時間で、もう釣れた魚のサイズも計っていませんが、家で確認したところ本日最長寸の43センチでしたよ。
クーラーボックスに五匹目のヘダイが入ったところで一旦道具を片付けます。明日も早いので寝袋にくるまって仮眠を。。。なんて考える暇もなく寝てましたね(^_^;)
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さて、翌朝です。予定通り暗い内から七里へ入りました。毎度のことですが、七里の朝は素晴らしい。。
結論から申し上げますと、今回の七里は丸ボーズでしたね(@_@。。
外道はおろか、アタリもゼロ。完全なるボーズです。Absolute Bose
あ~あ、今日はダメだったか。。。と凹んでいると、
「こんな場所で底物釣りしてるひと、珍しいなぁ~」と言いながらメタルジグを竿のガイドに引っ掛けたおっちゃんがやって来ましたよ。
なんでも二週間前に僕がイシダイを釣った、あの日を最後にツバスは何処かへ行っちゃったそうです。
そう言えば、今日はナブラも殆ど見えません。
「たまに奈良からやって来て、それでホイホイ釣って帰ろうなんて虫が良すぎますよね」
「いやいや、アンタどこへ住んでようがいっしょいっしょ」
「ワシ、荒れてない日は毎朝来とるけど、ここ二週間何にも釣ってないねん。これも辛いゾ~。ずーっと丸ボーズ(笑)」
いやはや、おみそれしました。生意気言ってすみません
(。-`ω-)また出直しますね。。。
さて、2019年の納竿釣行はこんな感じで前半◎、後半×という結果に終わりました。ひとまずはアタリも多く、こんなにたくさん釣れましたしね。満足しなきゃバチがあたります。
年明けは淡路か鳴門で釣りをスタートする予定なんですよ。
それでは皆様、よいお年をお迎えください。来年も投げ釣りを楽しみましょうね。