そろそろどこかへ釣りに行きたいけれど、どうにもカレイは釣れる気がしません。グダグダ言ってないで行ってみりゃいいものを、腰が重くて重くて。
年の瀬も押し迫ってきたことだし、このところ大した釣果もないし、どうせ釣れないんなら釣れなくても満足して帰ることができるところ、可能性としては一発どかーんと打ち上げ花火のような釣果が期待できるところ、ということで紀東へ行ってまいりました。もう少し手堅い釣りができないのかね、キミ。
奈良在住の僕にとって、紀東へ向かう場合の一番の困りごとはエサの調達ですね。現地には24時間営業のエサ店もあるのですが、とにかく虫エサはベラボーでございます。地域的にも投げ釣りは絶滅危惧種ですからね。
( ̄▽ ̄!)
かといって無計画すぎる性格が災いして、なかなか通販も利用できません。しょうがないから一旦大阪までエサを買いに行き、また奈良に戻ってR169を南下する、なんてことをいつもやってるんですよね。
今回もそうしてやっとこさ目的地近くの駐車スペースへクルマを停めたのは日付が土曜日に変わったばかりの時間でした。
新調した冬用の寝袋に入ってひと眠りです。あったかいなぁ
(*´ω`)
朝、まだ暗いうちに起きだして釣り場へ向かいます。「紀東」なんてぼやかしましたが、釣り場は七里ですよ。隠したって写真ですぐに判っちゃいますもんね。
さぁ釣りましょう
七里御浜の朝。雄大にして荘厳。七里の海はパワースポットなんじゃないかと思います。これで魚が釣れりゃいうことないんですが、そう甘くはないのもご承知の通りです。しかも今は12月も中旬だし。
陽が昇ってきました。
最初のアタリは四本出した右端の青竿。こないだの日記で”竿から熱意が伝わってこない”などと、いわれなきパワハラ発言でけなしてしまったサーフリーダーEVです。ごめんなさい、反省してます。
竿先をガンガン叩くようなアタリに、アワセを入れたものの軽い。。。。何もついていない(@_@。。
巻き取ってみると何とまぁ、根付とナイロンハリスの接続部がほどけて?います。なんてこった。
一日一回あるかないかのアタリなのになんて無様なんでしょうか。
一気に自作した根付仕掛けへの信頼がなくなってしまいましたよ。仕方がないので先日初めて買ってみたシーフォースエヴォルヴにフロロ12号をくくって交換していきます。
ただ今日の七里は一味違います。次のアタリがすぐそのあとに出ました。また同じ青サフリです。
パイプ竿立てから竿を抜いて、合わせます。乗りました
( ̄▽ ̄)!!
結構な重量感ですが、ドラグを緩めながらやり取りするほどではありません。ここ七里では大きな波に乗せて浜へズリ上げれば、かなりの大物でも楽に取り込むことができますが、逆に引く波に魚を持っていかれそうになったときは素直にドラグを緩めてラインを出し、もう一度やり直す方がバラす確率が低いと思います。
暴力的なガクンガクンという引きにもしや、とは思いましたが、浜にズリ上げたのはやっぱりこいつでした。
ぐぬぬぬ。。80センチくらいありますな
(--〆)
ハリスを切ってサヨナラ。それにしても短時間にアタリが連発するなんて稀なことなので、本日は高活性なのかもしれませんね。
いつものようにユムシが15分で素針にされます。新しいエサを刺し、左端のランドサーフを投げ込んだその時でした。
ふと目をやると右端のサーフリーダーにガンガンアタリが出ています。約5メーター間隔で竿四本なので、15メートルをダッシュで駆け寄ろうとしたとき、今度は竿がひん曲がりました。ゆっくり竿が前のめりになっていき、パイプ竿立てがジャリ浜から抜けそうになっています。
何とか間に合い、竿立てごと竿を引き抜きます。これはかなり強烈。。!
リールを巻き、時おりやってくる締め込みに耐えます。近くまで寄ってきた後は右に左に暴れまわりますが、まだ正体はわかりません。繰り返しになりますが引き波がキツいのでドラグを緩めてラインを出し、二度ほどやり直します。
そして寄せる波に乗せてとうとう浜にズリ上げた、その魚の正体に、しばしボーゼンであります。おいおい釣れちゃったよ。
<イシダイ55センチ>
やってしまいました。まさか自分にこんな幸運が訪れるとは!
アメブロ仲間の皆さんへ報告したところ、祝福のメッセージをいっぱいいただきましたよ。こういう時に同好の仲間がいることが本当にありがたいですね。めったに釣れないから余計に嬉しいです(^_^;)
釣ったのはコイツ。エライやっちゃ。
たまにこういうことがあるから投げ釣りは楽しいのです。いい趣味だなぁ。。。
で、日が高くなるにつれ、いつもの(なぁーんも釣れない)七里が戻ってきました。もう帰ってもいいくらいなんですが、エサも残ってるしお昼前の満ち返しまでここにいることにします。
ポカポカ陽気のなか、浜にごろんと横になって写真を撮ったりしてみます。
ランドサーフ。今日はまったく活躍せず。
予定通り?干潮からの満ち返しにもまったくアタリなし。。。
昼間に釣ることはまずない場所なので、潮替わりの時にできる潮目の距離とか色々見物できて面白かったですね。
本当はこれ以上釣れても困るのです。一匹で十分ですよ。