前回の記事の続きです。

 

 

続きを書くために、その1、その2を再掲しました。

 

 

 

同じ睡眠薬でも、この薬は強いとか弱いとか、比較がしにくい、というお話です。

 

 

 

 

 

 

 

たくさんある中の、あくまでも例ですが・・・

 

 

トリアゾラム(ハルシオンなど)、ゾルピデム(マイスリーなど)、ゾピクロン(アモバンなど)、エスゾピクロン(ルネスタ) などは、超短時間作用型。

 

 

この超短時間作用型の中で、と限定すれば、まあ多少は、強い弱いとかは言えるかもしれませんが、

 

 

もちろん、この中でも、半減期がそれぞれ違いますし。

 

ハルシオンは依存性の問題から、あまり今は使われないとか、

 

アモバンやらルネスタは苦いけど、依存性が少ないとか、

 

マイスリーは、一過性健忘とか、せん妄が起こるかもしれないとか、

 

それぞれに、一長一短があります。

 

 

 

 

 

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ブロチゾラム(レンドルミンなど)、ロルメタゼパム(ロラメット、エバミール)、リルマザホン(リスミーなど) は、短時間作用型。
 
それこそ レンドルミンなんかは、ホント幅広く使われますし、
 
ロラメットやエバミールは、わりとmildなので、高齢者にもよく使われますよね。
 
 
 
エスタゾラム(ユーロジン)、フルニトラゼパム(サイレース、ロヒプノールなど)、ニトラゼパム(ベンザリンなど)は、中時間作用型。
 
 
ロヒプノールやサイレースについていは↑コチラを!
 
 
ベンザリンは、抗てんかん薬として使われることもあるし、抗不安作用なんかもある。
 
もちろん、中時間作用型といっても、それぞれに半減期が違います。
 
 
 
 
 
 
 
クアゼパム(ドラールなど)、フルラぜパむ(ダルメートなど)は、長時間作用型。
 
 
中途覚醒~早朝覚醒のある方などによく使われますよね。
 
 
筋弛緩作用も弱い。
 
 
 
 
なので、マイスリーとどらーるとどっちが強いですか??と言われても、比べようがないのです。
 
 
 
同じ作用時間型の中では、多少、強い弱いはあるかもしれませんけど。
 
 
 
最近は、ロゼレムとかベルソムラも出てきましたが、
 
これらは通常よく使われる、ベンゾジアゼピン系のお薬とは全く作用機序が違うので、強い弱いを比べることができません。
 
 
 
 
なので、一概に睡眠薬一つとっても、どっちが強い?とかどれが一番強い?って聞かれても、単純比較ができないのです。
 
 
どくしゃになってね…