皆さま、
毎週、マネーに関するクイズを1題作り、LINEに友達登録して下さった方に、配信しています。
割と好評なので、ここアメブロでも、紹介していきたいと思います。
投資初心者や、投資にためらいがある人向けのカンタンなクイズ。
週1回くらいのペースで配信します。
クイズを通じて、ちょっと脳が刺激されます。
目先の住宅ローンやお子様の教育費。それだけでも大変です。
なのに、そのまた先にある老後や介護のおカネまで考えるのは、億劫なものです。30代、40代のときの私自身がそうでした。
その時、こんな配信があったらなあ。
そう思って出題します。
これまでの問題をみるには、
コチラ↓をクリックして下さい。
6月2週のクイズ:国債利回り
(問題19、国債利回り )
国債とは、国が発行する債券(借用証書)の一種です。国債は、株のように、マーケットで毎日、売ったり、買ったりされます。
国債の時価は、「国債利回り」で表現されることが多いのです。
次のような国債を97年で買って、満期となる3年後まで持ち続けたとします。
額面100円
利子年間1%
残存期間3年
この場合、国債利回りは、どのようになりますか?
次の4つの中から1つ選んでください。
A.利子=100円×1%=1円
1円÷97円×100=1.031%
B.差益=100円-97円=3円
3円÷3年÷97円×100=1.031%
C.1%+(100円-97円)÷97円×100=4.093%
D.1%+(100円-97円)÷3年=2%
2%÷97円×100=2.062%
(いずれも小数点4位を四捨五入、税金は考慮しないものとします。)
※ヒント
利回りとは、一般に
「年間収益÷投資金額」です。
投資金額は、この例では購入価格の97円です。
問題中の国債の場合、
年間収益は、利子と差益の合計です。
利子は1%です。額面100円に対する1%の1円が利子です。
差益は、
額面-購入金額
=(100-97)÷3年
=1円
です。
したがって、年間収益は、次の通りです。
年間収益
=利子+差益
=1円+1円=2円です。
さて、いかがでしょうか?
よく分からない人は、すぐ下の答えを見ないで、1分くらい考えてみて下さい。
【正解】
D
( 1%+(100円-97円)÷3年=2%
2%÷97円×100=2.062% )
解説、投資の期待収益率
【正解】
B(その国債の1年間の平均収益率)
【解説】
ヒントにあるように、
国債利回りは次の式で計算されます。
国債利回り
=年間収益÷投資金額
利回りとは、
投資した金額から得られる1年あたりの利益率のことです。単位はパーセント(%)です。
ヒントにあるように、
年間収益は、利子と差益の合計です。
国債の年間収益=利子+年間差益
利子は1%です。
額面100円に対する1%の1円が利子による1年間の収益です。
差益は、
額面-購入金額
=(100-97)÷3年
=1円
です。
したがって、年間収益は、
1円+1円=2円です。
計算は次の通りです。
年間収益
=利子+差益
=1円+(100円-97円)÷3年
=2%
国債利回り
=年間収益÷投資金額
=2%÷97円×100
=2.062%
したがって、選択肢Dが正解です。
選択肢Aの利子による収益を購入価格で割った数値は直接利回りと呼ばれます。国債の場合、利子は確約されています。確約されている収益と考えて良いでしょう。
国債は、満期まで持っていれば、元本が保証されています。満期が来る前に売ってしまうと、差損が出てしまうことに留意ください。
(ファイナンシャルプランナー、日本FP協会CFP認定者、介護職員向け実務者研修を修了)
☆前回の週刊マネークイズは、
ご案内
※友だち登録された方には、次回の投資デビュー講座の予習ノートをお配りします。
※毎週の質問に正解された方には、相談料割引のクーポンをお渡しします。
週刊マネークイズ参加者のご感想は、
コチラ↓をご覧下さい。
過去の問題は、コチラ↓をご覧下さい。
ご案内