連載で
投資信託の実践編
をお届けしています。
NISA、新NISA、イデコ(個人型確定拠出年金)などで、証券口座を開いて、投資を始めた方が対象です。
今回は、実践編その3。
PDCAサイクルのC、チェック(確認)
についてです。
これを読めば、今まで次に何をしてよいか分からなかった方は、それが分かるようになだていきます。
投資の結果を見直そう
さて、投資デビューをして、しばらくすると、結果が出ます。
投資をしていれば、山あり谷ありです。
谷のときは、落ち込む人もいるでしょう。
でも、
長期投資に感情は不要。
感情に囚われていては、長続きしません。
期待収益率と結果(実際の収益率)を
確認(Check)します。
確認したら、「なぜそうなったのか?」理由を考えてみましょう
そして、もし損失が出ていたら、すぐ動くのでなく、理由を考えます。
投資信託の場合、自分が持っている
インデックスファンドのベンチマークが
どうなっているか調べると良いでしょう。
ベンチマークとは、投資信託が目標としている指数のことです。例えば、最近話題のSP500ベースの投資信託ならば、SP500指数です。
下⬇は、2024年3月現在から、過去1年のSP500指数の動きです。
ベンチマークと自分の成績を比較すると、
色々見えて来るはずです。
市場全体が落ち込んでいるのか?
市場に比べて自分の成績が悪いのか?
はたまた、株式も債券もダメで、現金化されたり、金やリートなど、他の投資対象に向かっているのか?
などなど。
対策を立てよう
その結果を元に、次なる対策(Action)に繋げます。
対策は、大きく
・ポートフォリオ継続
・ポートフォリオの内容は変えず、比重を変える
(リバランス。例えば、好景気が素養されるから、株式の比率を上げる)
・ポートフォリオの中の特定の商品の変更
(例えば、あるインデックスファンドの成績が悪いので、他のファンドに変更する)
・ポートフォリオそのものの見直し
に分かれます。
その人の考え方や資産状況にもよりますが、
よほどのことがなければ、
が薄れてしまいます。
次回は、確認(Check )に使う主なインデックスについて、説明します。
(ファイナンシャルプランナー、日本FP協会CFP認定者、介護職員向け実務者研修を修了)
【関連記事】
☆実践編を読む上で前提となる知識は、
投資信託入門編をお読み下さい。
入門編は、その1からその9まであります。
ポートフォリオ、期待収益率、シャープレシオなどについて説明してあります。
最初の入門編その1は
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ポートフォリオ、期待収益率、シャープレシオなどについて説明してあります。
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※ここに書かれているのは、筆者の知見に基づく一般論です。例にあげている実際の金融商品の原稿作成時点のデータです。実際の投資で同様のリターンが得られることを一切保証しません。投資は、ご自身の判断に基づいて行って下さい。
※ここに書かれているのは、筆者の知見に基づく一般論です。例にあげている実際の金融商品の原稿作成時点のデータです。実際の投資で同様のリターンが得られることを一切保証しません。投資は、ご自身の判断に基づいて行って下さい。