新編・伊勢物語 第3738段 男の自称の「僕」を蔑む 星原二郎第3738段 男の自称の「僕」を蔑む 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和8年10月の中旬の或る日 最近の歌会にて自分の事を「僕」と言ふ作品が目立ち 歌を 僕とふは 奴我(やつがれ)のこと 元服の 前の男(を)の子の 自称をみとむ と詠み、元服後の男の自称を情けなく思ひけり。 ※奴我(やつがれ)とは奴(やつこ)我(あれ)の約にて その意は自己を卑下したる言葉なり。 成人の男性が用ゐるとは認め難く中学生までとぞ覚えけり。