第3681段 大神の狼に捧ぐ歌 その4
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和8年9月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』293号に
【大神の狼に捧ぐ歌】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その4首目の作は
幻の 白き狼 極北に
命継ぎゐる 手出しはならぬ
幻の白き狼とはカナダの北部に生息する
森林狼の亜種である、和名にて云ふところの「北極狼」の事なり。
厳しき環境なれば餌となる動物も少なく縄張りは通常の森林狼より
数倍は広く、生息数も少なく学会にては
その実態もほとんど不明なれば≪幻の≫の冠句が付き
いまややはり絶滅の危機に直面してゐれば
保護法の為には環境保全を願ひての作なり。