新編・伊勢物語 第3592段 日本狼を追ひもとめて その9 星原二郎第3592段 日本狼を追ひもとめて その9 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和8年6月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』293号に 【日本狼を追ひもとめて】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その9首目の作は 吉野にて 天誅組も 狼も 滅びて山に 蝉が鳴き継ぐ ※天誅組とは江戸時代の末に存在した 尊王攘夷派の志士の組織の事なり。 この歌の心はその二つの滅びたる日本狼と天誅組に対して 蝉に鎮魂の祈りを仮託して詠みたる作なり。