新編・伊勢物語 第3588段 日本狼を追ひもとめて その5 星原二郎第3588段 日本狼を追ひもとめて その5 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和8年6月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』293号に 【日本狼を追ひもとめて】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その5首目の作は 絶滅は 疑ふ余地な し然れども 紀伊の山地を 駆け巡る夢 この歌の心は東吉野にて 米国の動物学者のマルコム・アンダーソンが 明治38年1月に購入したとされる日本狼の死骸が 最後の一匹とされてゐる事実を踏まへての妄想の歌なり。