第3477段 南方熊楠の褌一つの姿に遇ひて
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和8年1月13日
その男の所属する短歌の「桃の会」の機関誌である
『桃の会だより』63号に
更に四首目に次の歌の
熊楠に 遇ひたる思ひ ひしひしと
縁側に座す 褌(たふさぎ)ひとつの
を発表しまたまた仲間に評価を問ひけり。
この歌の心はその男が天才粘菌学者の
南方熊楠の生前に住みたる屋敷を訪ねての
感慨の作なり。
而して、桃の仲間からの評価は
「南方熊楠のさまざまな偉業に圧倒されつつ見る熊楠の
写真に、あたかも人物そのものにあったかのやうな迫力を
覚えたのであらう。倒置や言ひ差しの詠み方に
感動の大きさが察せられる」
との歌評には多少の事実関係の相違はあれども評価に頷きけり。