新編・伊勢物語 第3414段 設楽の姥彼岸桜 その11 星原二郎第3414段 設楽の姥彼岸桜 その11 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年12月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』291号に 【設楽の姥彼岸桜】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その11首目の作は いそのかみ わが子誕生の 記念にと 植えられ移され 命ながらふ そもそもこの設楽の姥彼岸桜は 遠山廣吉なる人物が我が子の誕生を祝ひて植樹し 遠山岩吉なる人物が今の地に移植し 逞しく根着き長寿を今に誇る桜なり。