第3406段 設楽の姥彼岸桜 その3
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和7年12月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』291号に
【設楽の姥彼岸桜】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その3首目の作は
東京より これの桜を めでむとぞ
天声人語氏 来て書き知りぬ
「天声人語氏」とはもちろん、朝日新聞の1面の名物コラムにて
掲載は2020年3月23日なり。
その男、たまたま読みて愛知県のそれも三河に住みていながら
その桜の存在を知らざれば、行かむと願ひ
5年の月日を経て叶ひての連作なり。