新編・伊勢物語 第3404段 設楽の姥彼岸桜 その1 星原二郎第3404段 設楽の姥彼岸桜 その1 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年12月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』291号に 【設楽の姥彼岸桜】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その1首目の作は 桜晴れとふ 季語は無けれども 相応しき 春の朝ぞ 逢ひにい行かむ この歌の「設楽の姥彼岸桜」とは愛知県設楽郡設楽町八橋崩沢の 現在建設中の設楽ダム湖のほとりとなる地に年ごと 咲き続ける桜の事なり。