新編・伊勢物語 第3336段 友人知人に死に遇ひて 星原二郎第3336段 友人知人に死に遇ひて 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年8月の下旬の或る日 旧き友を訪ねて雑談の中で 或る知人の死を聞き歌を 老いるとは 友人知人に 先立たれ 残されること 茫然として と詠みけり。 結句は他に「唖然として」「茫然自失」「声を失ふ」 などなど推敲の余地はあれども気持ちはどれも 同じとぞ覚えけり。