第3329段 池鯉鮒近くの立場の芋川
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和7年8月14日の
立春知立短歌会の毎月開催の
月例歌会に次の歌
芋川は 池鯉鮒近くの 立場とふ
いづくにありや 探しさまよふ
を事前に提出し臨みけり。
※立場とは江戸時代の街道の駕籠舁き、駄馬の発着場
今風に申せば駅そのもの、または道の駅なり。
芋川とはその立場の固有名詞にて
芋川饂飩、つまり今のきしめんが名物として賑はひしとぞ伝はりけり。
歌の心はその芋川は何処と刈谷市今川町を踏査したる折の作なり。
而して、歌会での評価は江戸期の事に関心は集まらず
低き得点となれば無念なり。