新編・伊勢物語 第3321段 八橋の夜泣石 その8 星原二郎第3321段 八橋の夜泣石 その8 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年9月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』290号に 【八橋の夜泣石】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その8首目の作は 三角錐の 石の姿を 巡り見て 東もよろし 西からもよし この歌の心はその夜泣石を東西南北と 巡り見ての作にて どの方角から眺めるのが最良か? 甲乙付け難き姿・形とぞ覚えけり。