新編・伊勢物語 第3320段 八橋の夜泣石 その7 星原二郎第3320段 八橋の夜泣石 その7 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年9月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』290号に 【八橋の夜泣石】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その7首目の作は 夜泣石の 石の肌(はだへ)の 苔むして おもむきよしと 褒めますわれも その男の別の顔として、愛石家でもあれば 珍石、銘石の鑑賞家なれば この夜泣石の貴重なる存在感・価値観を認めての作なり。