新編・伊勢物語 第3318段 八橋の夜泣石 その5 星原二郎第3318段 八橋の夜泣石 その5 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年9月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』290号に 【八橋の夜泣石】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その5首目の作は 夜泣石 今はこの地に 鎮座して 穏しき日日を 過ごしまします この歌に関しても解説等の必要は非ずぞ覚えけり。 強ひて挙げればこの夜泣石が元の居場所に戻りたる折の その石の心中を慮りての作なり。