第3295段 『相対性理論の敷衍による』45
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和7年5月22日
その男の所属する立春知立短歌会の
五年ごとに発行する合同歌集の今回版の
『池鯉鮒Ⅳ』に『相対性理論の敷衍による』と題した
連作45首を発表し評価を世に問ひけり。
その連作の第45首目は
東陲の 千島列島 西陲の
尖閣諸島 行きたし見たし
東陲とは東の果ての地の意味にして
西陲とは西の果ての地の意味なり。
つまり日本人でありながらその東の果ても
西の果てへも行けぬ事を嘆き悲しみ怒りての作なり。