第3291段 『相対性理論の敷衍による』41
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和7年5月22日
その男の所属する立春知立短歌会の
五年ごとに発行する合同歌集の今回版の
『池鯉鮒Ⅳ』に『相対性理論の敷衍による』と題した
連作45首を発表し評価を世に問ひけり。
その連作の第41首目は
想定外の 事が起こるは 想定内
一人みちのく 旅行くわれは
俗に「旅の恥は掻き捨て」とぞ言ひ伝はるは
慣れぬ地域にてはその地域の決まり事のルールを知らず
迷惑をかけ、恥を晒す事は往々にして起こり得る事にて
その覚悟を持ちての旅行時の心境を詠みたる作なり。