新編・伊勢物語 第3288段 『相対性理論の敷衍による』38 星原二郎 第3288段 『相対性理論の敷衍による』38 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年5月22日 その男の所属する立春知立短歌会の 五年ごとに発行する合同歌集の今回版の 『池鯉鮒Ⅳ』に『相対性理論の敷衍による』と題した 連作45首を発表し評価を世に問ひけり。 その連作の第38首目は あざなへる 縄の如きと 譬へらるる 禍福もまた 意識の産物 この歌の心、その男の美濃の知人にして賢人の言葉の 「禍福とは意識の産物」をモチーフとして生まれ出でたる作なり。