新編・伊勢物語 第3263段 『相対性理論の敷衍による』13 星原二郎第3263段 『相対性理論の敷衍による』13 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年5月22日 その男の所属する立春知立短歌会の 五年ごとに発行する合同歌集の今回版の 『池鯉鮒Ⅳ』に『相対性理論の敷衍による』と題した 連作45首を発表し評価を世に問ひけり。 その連作の第13首目は 酸き甘き 噛み分け老いに 至りぬと 自惚れすなはち 未熟のあかし この歌の心は世に多くゐる君子然と構えへゐる 仕様もなき男どもを揶揄嘲弄しての作なり。