第3256段 『相対性理論の敷衍による』6
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和7年5月22日
その男の所属する立春知立短歌会の
五年ごとに発行する合同歌集の今回版の
『池鯉鮒Ⅳ』に『相対性理論の敷衍による』と題した
連作45首を発表し評価を世に問ひけり。
その連作の第6首目は
善人と 悪人の違ひ 何ならむ
親鸞聖人よ 主観の相違では
親鸞聖人とは勿論、日本の最大級の信者数を誇る浄土真宗の開祖の
宗教家の親鸞の事にて、その彼の著書の『歎異抄』の冒頭の有名なる言葉の
【善人をもて往生を遂ぐ、いわんや悪人をや】を踏まへての主観的なる
感慨の作なり。