第3242段 尻食らひ観音
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和7年6月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』288号に
【擬人と代名詞】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その14首目の作は
尻食らひ 観音などは 許されぬ
地球は人類の ものにあらねば
※「尻食らひ観音」とは
「困難なる時は観音様を念じ助けを求めるのであるが
転じてよくなるとその観音様の恩を忘れて
尻食らへと罵り後はどうなっても構はない身勝手なる
考へ方を揶揄しての言葉」なり。
俗にいふ「後は野と成れ、山となれ」の謂ひなり。