新編・伊勢物語 第3238段 シベリアの捕虜収容所の男の写真 星原二郎第3238段 シベリアの捕虜収容所の男の写真 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年6月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』288号に 【擬人と代名詞】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その10首目の作は 抑留に 骨皮筋衛門と なりしかど 生き抜く意志と 眼が光る この歌の心はかって京都府は舞鶴港にある 「引き揚げ船記念館」に見たる一枚の ロシアのシベリアの捕虜収容所での写真を見ての作なり。