新編・伊勢物語 第3237段 面の皮の厚き友 星原二郎第3237段 面の皮の厚き友 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年6月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』288号に 【擬人と代名詞】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その9首目の作は その件は 平気の平左 面の皮 厚き友にて 話題切り替ふ この歌の登場人物も前段と同じ男にて 思ふ様に会話が成り立たぬことを揶揄嘲弄しての作なり。