第3235段 吝なる男のレシート用紙の再利用方法
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和7年6月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』288号に
【擬人と代名詞】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その7首目の作は
吝太郎(しわたろう)の 友にしあれば レシートの
裏を用ゐて メモ帳とする
皆様は買い物時に受け取るレシート用紙を
どうしてゐますか?
圧倒的に多くは少しはチェックしてゴミ箱行きでは?
日本全国で年間に消費されるレシート用紙は
A4用紙に換算すると国民一人あたり数十枚になるとか。
ゆめゆめ恐ろしき数とぞ覚えけり。
而して、そのレシート用紙は特殊なる加工が施され
再利用には不向きなれば処分されるも致し方無けれども
限られた地球環境の資源を思ふ時
メモ帳以外の再活用を考へる時とぞ覚えけり。
※「吝太郎」とは吝なる男を揶揄しての言ひなり。