第3232段 身体の不調を託つ友を
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和7年6月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』288号に
【擬人と代名詞】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その4首目の作は
膝吉を 病みゐる友の 泣き言を
聞き流しつつ 他人事ならじ
※「膝吉」とは単に膝のことにて擬人化しての言葉なり。
而して、膝のみならず或る年齢層に達しなば
どこか身体の不調に悩みゐるは普通の事にて
若き日と変はらず健康にて元気なる者をしらず。