新編・伊勢物語 第3226段 日本百名山の九割方を仰ぎ見て 星原二郎第3226段 日本百名山の九割方を仰ぎ見て 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年5月上旬の或る日 日本百名山の一つの山の麓へと行きたる日を 思ひ出し歌を 頂きに 立つことだけが 価値ぢやない 登れぬなれば 麓で仰ぐ と詠み、深田久弥の名著である『日本百名山』の おほよそ九割の山を仰ぎたるとぞ覚えければ 全山制覇も遠からず達成と覚えけり。