新編・伊勢物語 第3186段 新聞歌壇を その11 星原二郎第3186段 新聞歌壇を その11 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年3月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』287号に 【新聞歌壇を】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その11首目の作は 歌詠みの 端くれなれば 高く持つ 矜持のありて 言葉に対(むか)ふ この歌の心は日本の文化の中心はまさに歌であり 背骨であり 俳句、小説、戯曲等は幹である歌から派生したる 枝に過ぎない との持論より生まれ出でたる作なり。