新編・伊勢物語 第3157段 歌の表現に自重して 星原二郎第3157段 歌の表現に自重して 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年2月の上旬の或る日曜日の朝 いつものやうに新聞を繰り拡げ歌壇の作品を読み 続けて更にまう一首、歌を 意気地なし 批評を怖れ わが想ひ 詠みたる歌を 発表出来ぬ と詠み、どこにあるか判らぬ地雷を踏めば フジテレビを窮地に陥れたる元SMAPのメンバー一人が 引退に追い込まれたる事と同じ轍を踏むとの思ひて自重の作なり。