新編・伊勢物語 第3156段 表現の自由はあれども 星原二郎第3156段 表現の自由はあれども 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年2月の上旬の或る日曜日の朝 いつものやうに新聞を繰り拡げ歌壇の作品を読み 更にまう一首、歌を 右翼左翼 忖度すれば わが想ひ 歌になれども 発表できぬ と詠み、日本には表現の自由、思想の自由はあれども なんでもかんでも自由に発表出来かねるのは 各方面、各団体からの糾弾を怖れてのことなり。