新編・伊勢物語 第3155段 人生の辛き時も悲しき時も 星原二郎第3155段 人生の辛き時も悲しき時も 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年2月の上旬の或る日曜日の朝 いつものやうに新聞を繰り拡げ歌壇の作品を読み 更に歌を 辛き時 悲しき時も 歌ありて かつかつ生きて 老いのよき日々 と詠み、人生を豊かにするものは生き甲斐を感じされる 仕事とぞ覚えての作なり。 ※かつかつとはこの歌の場合の意味としては 「謙虚に辛うじて」なり。