新編・伊勢物語 第3140段 或る短歌大会の入選作を読みて 星原二郎第3140段 或る短歌大会の入選作を読みて 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年1月の下旬の或る日 或る短歌大会の入賞作品を読みて 歌を つまらない 歌なれしかし 入選か 主観の相違 隔たり大きく と詠み、その男の作風が現代といふ時代と大きく かけ離れゐる事を自覚しつつ ≪我を貫く≫覚悟にゆるぎなき事の信念を諾ひけり。